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【プロ野球】

宮国 紅白戦で2イニング0封 19日那覇で凱旋先発決定

2012年2月15日 紙面から

「逆チョコ」イベントでファンにチョコを配り、笑顔を見せる宮国(中央)=宮崎県総合運動公園で(潟沼義樹撮影)

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 超新星が那覇キャンプ“開幕投手”の切符を手に入れた。沖縄の糸満高出身の2年目右腕、巨人・宮国椋丞投手(19)が14日、紅白戦で紅組の2番手として登板し、村田から三振を奪うなど2イニング1安打無失点の好投。原監督は19日の阪神とのオープン戦(セルラースタジアム那覇)に凱旋(がいせん)先発させることを明言した。

 高卒2年目とは思えない堂々とした紅白戦デビューだった。3回から登板。わずか6球で三者凡退に抑えると、主力との対戦となった4回も無失点。阿部に左前打を許したものの、長野を一邪飛、村田を外角スライダーで空振り三振、高橋由を左飛に封じた。

 「まだまだです。制球がバラついて、有利なカウントにできずに打たれるケースがあったので。次から次へと強打者が出てくるので落ち込むというか…。自分の投球ができませんでした」。口を突くのは反省の弁。しかし、周囲の評価は上昇するばかりだ。阿部が「1、2球目はコースいっぱいで手が出なかった。ほかのチームとやっても抑えられる」と称賛すれば、村田も「スライダーはいいボールだった」と舌を巻いた。

 原監督も「しっかりと自分を演ずることができている。多彩な攻め方がありますね」と納得の表情。続けて、「順調なら、沖縄の第1戦で先発させたいと思います。チバリヨ〜!」と上機嫌で先発を予告した。

 1軍での対外試合デビューには、家族や知人らも観戦することが確実。それでも、宮国は「特別な思いはありません。自分の投球をできればいいです」と先発争いの生き残りに集中する。昨年は数個だったというバレンタインデーの贈り物も急増している注目のイケメン右腕から、目が離せない。 (井上学)

 

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