ドキュメント揺れる皇室 真相追究 雅子妃離婚はあるのか女性宮家創設の動き、断絶深まる皇太子家、その一方で存在感を増す秋篠宮家

2011年12月17日(土) フライデー

フライデー経済の死角

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 皇室の問題を政治の駆け引きに利用するなどもってのほかだが、実際には「皇室典範改正準備室」が、女性宮家創設の諸問題について、すでに検討を始めている。ただ、一口に女性宮家創設と言っても簡単ではない。例えば、女性宮家の範囲をどこまでにするのか。他にも、女性皇族と結婚した夫を皇族とするのか、宮家は一代限りなのか、世襲なのかなど、議論をし出すときりがない。

「宮内庁と官邸、内々に宮内庁が相談を持ちかけた複数の学者などの中では、東久邇家、久邇家、朝香家など男系を維持する旧皇族との婚姻をしていただき、男子のご誕生をお待ちするという案がもっとも穏当であろうという結論に達しています」(前出・皇室に近い関係者)

 このようなところまで、水面下で議論が進んでいるというのだ。

「それ(離婚)しか手がない」

 そして、スピードを上げる女性宮家創設議論の背景には、もう一つ、皇太子夫妻の問題、もっと言えば雅子妃の問題がある。

「女性宮家議論は、皇太子さまと雅子さまの問題に起因しています。雅子さまは病気で公務もままならず、それが愛子さまの不登校などにも影響を与えている。このままでは、皇太子さまが天皇陛下になられた際には負担が多くなり、それをカバーするのは秋篠宮さま夫妻しかいなくなる」(宮内庁関係者)

 その頼みの綱の秋篠宮も先の誕生会見で、記者に問われていないにもかかわらず、「皇太子両殿下のところとの交流については、残念ながらそれほど多くありません」と自ら明言した。皇室の中で皇太子家は孤立を深める一方なのだ。こうしたことを背景に、聞こえてくるのが「雅子妃離婚」の可能性なのである。前出・松崎氏はこう話す。

「致命的になったのは、ブータン国王夫妻の歓迎会を雅子妃が欠席し、皇太子さまお一人で出席されたこと。この後、急激に離婚の話が出てきました。要するに、公務ができないなら、皇室にいても仕方がないということですね。東宮の幹部によると、皇太子さまが両陛下にお会いに行くと、残された雅子妃が暴れて、手がつけられないというんです。東宮職員も最近は『それ(離婚)しか手がない』と言うようになってきた。美智子皇后が、『このままでは皇太子が病気になってしまう』と漏らされたとも聞いています」

 松崎氏によると、年末から年始にかけての雅子妃のスケジュールは、まったく入っていないという。天皇誕生日、新年祝賀などの式典は、すべて皇太子一人と秋篠宮夫妻が出ることになっているというのだ。雅子妃の病状がどのようになっているか分からないため、予定を入れることができないという。皇室関係者が言う。

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