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2020-01-01

[] 「kids these days! vol.1」委託販売について

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現在、ミニコミ「kids these days!」vol.1を、現在、以下の書店さんで委託販売中です。


●COMIC ZIN(東京・新宿、秋葉原、オンライン)

http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=9067

・店舗情報 http://www.comiczin.jp/shop/index.html


●NOT PILLAR BOOKS(オンライン)

http://notpillar.com/?pid=32745128


●オリオン書房ノルテ店(東京・立川)

http://www.orionshobo.com/info.htm#7


●タコシェ(東京・中野、オンライン)

http://tacoche.com/?p=5568


●ガケ書房(京都市、オンライン)

http://gake.shop-pro.jp/?pid=35334559


●diskunion(東京、神奈川、千葉、埼玉、オンライン)

http://diskunion.net/jp/ct/detail/IND8097

・お茶の水駅前店 http://diskunion.net/shop/ct/ocha_ekimae

・新宿本館地下1F http://diskunion.net/shop/ct/shinjuku_jp

・池袋店 http://diskunion.net/shop/ct/ikebukuro

・渋谷中古センター http://diskunion.net/shop/ct/shibuya_used

・下北沢店 http://diskunion.net/shop/ct/shimokitazawa

・中野店 http://diskunion.net/shop/ct/nakano

・吉祥寺店 http://diskunion.net/shop/ct/kichijyouji

・町田店 http://diskunion.net/shop/ct/machida

・淵野辺店 http://diskunion.net/shop/ct/fuchinobe

・柏店 http://diskunion.net/shop/ct/kashiwa

・北浦和店 http://diskunion.net/shop/ct/kitaurawa


お取り扱いいただける書店さんはまだまだ募集しております。「話を聞いてやってもいいよ」「委託で売ってやるよ」という書店さんは「narima74★gmail.com」(★を@にお書き換えください)までご連絡ください。


なお、本誌は、その名のとおり「kids these days=イマドキの子ども・最近の若者」のインタビュー集です。


「最近の若者は」。よく耳にする言葉です。しかし「お前、イマドキの子どもって知ってる?」「好きな音楽は?」「どんな本読んでんの?」と問われれば、ボクは答えに窮するほかありません。そして、知らないことを知らないままにしておくのはどうにも据わりが悪い。なら、実際に話を聞きに行けばいいじゃん。インタビュー仕事ばっかりやってるライターなんだから。そんなドシンプルな、アイデアとも呼べない思いつきから制作をはじめた一冊です。


その第一号のテーマは「バンド」。


「閃光ライオット」や「ヨコハマハイスクールミュージックフェスティバル」「Hジェネ祭り」「ティーンズロック・イン・ひたちなか」など、ゼロ年代以降、フェスが商売になると思ったか、音楽業界は10代バンド向けの音楽コンテストを続々と開催し、RADWIMPSや、OKAMOTO'S、ねごと、GalileoGalileiなど、数多くの才能を見出しています。また、アニメ人気に便乗しようとしたか、楽器店の一角には登場キャラクターの使用器材を並べた「けいおん!コーナー」が登場。10代のコたちでそれなり以上に賑わっているといいます。


インディブームやバンドブーム、はたまた『三宅裕司のいかすバンド天国』にまんまと煽られ、楽器を手にし、そしてあっさり挫折した身としては、この状況はなかなか気になるところです。そこで一昨秋と昨秋、毎週末のように首都圏各地の高校の文化祭やティーン向け音楽フェスに出かけ、軽音楽部や10代バンドのステージを観覧。特に面白かったバンド、カッコよかったバンドにアポイントを取り「楽器を持つに至った動機」「好きな・影響を受けたミュージシャン」「作曲スタイル」「学校生活、なかでも部活動について」「コンテスト・フェスについて」など、音楽を切り口に1万2000〜5000字のロングインタビューを敢行してみました。また、巻末には昨秋観覧した都内・都下14校の文化祭バンド75のコピー曲全セットリストもピックアップしています。


【書誌情報】

タイトル:kids these days! vol.1 いまどきの10代に聞いたリアルな「けいおん!」の話。

仕様:A5判1C80ページ

頒布価格:800円

目次は以下のとおり。


【5組の10代バンド(ほぼ)1万2000字インタビュー】


ミケトロイズ

――超体育会系文化部の看板バンドの語る「部活動とわたし」

ナンバーガールと泣き叫ぶ/新曲と風呂の奇妙な関係/コンテストのシステムを考える/文化系女子3人の体育会ライフ/ギターは死に、ドラムは神に逢う/もっと知ればもっとヘンになれる


挫・人間

――九州の高校生を悩ませた「地方でサブカルをこじらせること」

出身校はロックンロール高校/愛と平和のために高校を辞めます/挫・人間を聴いてる女子は……/そしてまともなバンドになった/死ぬまでロックンロールしたい(笑)


攻撃サイダー

――ひっそり系JK3人組の思う「“普通じゃない”ということ」

PUFFYとカエラとGO!GO!と/作曲者の名前は「攻撃サイダー」/ほっとくけど面倒見のいい先生/先生の勧めで他流試合に参戦/部員はみんな「ひっそり組」/ドラマーはつぶしがきかない/スイーツ系バンド名問題、勃発!


CRAZY WEST MOUNTAIN

――デジタルネイティブの考える「真に“自由”な音楽」

ボーカル「普通の高校生」宣言/軽音部、キモくないっスか?/新曲のアレンジはSkypeで/音楽性と人間関係は別モノ/ミクスチャという名の自由の話/最終到達地点はもっと高いところ


Still Flag 改め スカートの中

――部の立役者にしてリストラ組が直面する「脱退、改名、ある事件」

遠恋級に時間のかかる近距離恋愛/学業不振が「わたしの音」を生む/ベースを待つとドラムが去る/知らない誰かがクレーム入れる/「目標はねごと」という寝言/バンド名問題、なぜかふたたび



10代の19枚

――10代バンド19人の選ぶ座右の一枚


【コラム】

・リアル「けいおん!」に射すアニソンという光

・これからの「ネ申様」の話をしよう。 ――挫・人間インタビューアウトテイク


【付録】

2010年秋、1680分

――高校14校、75文化祭バンド、のべ224コピー曲全記録



今、ボクがほしいのは、この本を作るために買っちゃったInDesing CS5の代金ぶんの売上げ! 現在冒頭の書店さんで委託販売中です。なにとぞよろしくお願いいたします。また、Facebookページもございます。取材後期や取材バンドに関する情報、今秋の文化祭情報などを随時更新中です。あわせてチェックしてみてやってください。


【Facebookページ】

http://www.facebook.com/ktd2011

2012-02-06

[] 青春に落とし前をつけた話

■日経エンタテインメント!3月号

http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/201203/index.shtml

日経 エンタテインメント ! 2012年 03月号 [雑誌]

日経 エンタテインメント ! 2012年 03月号 [雑誌]

現在発売中の「日経エンタテインメント!」3月号第一特集「女性アイドルの2012年計画」にて、小泉今日子さんと、SDN48・芹那さんのインタビューを担当しております。


いやぁ、どちらも素晴らしいインタビュイーでした。


キョンキョンは言わずもがな。今年デビュー30周年を迎える彼女にこれまでのキャリアを振り返ってもらうことで、アイドルの生きる道を探るってな企画だったのですが、まぁ、当意即妙。なにを聞いても、それこそ離婚の話や、「ぶっちゃけ、キョンキョンブランドさえあれば、怖いもんなんてなんもなくないっスか?」なんつう無礼極まりない質問をぶつけてみても、必ずひとつかふたつジョークやギャグを織り交ぜつつ、丁寧で優しげな言葉で切り返してくれる。


そして「(「なんてったってアイドル」については)わたしにしか歌えないという自信があった」「(先輩である山口百恵、松田聖子とは違う)“アイドル”という生き方の新しいモデルケースを提示できた自負はある」と、口調やテンションはそのままに、時折、ギラッとナイフをちらつかせる。発言者があのキョンキョンである以上、これらの言葉は大言壮語や自意識過剰ではなく、単なる事実の提示です。それだけに重み、凄味、迫力がありました。手前味噌ながら、数十ページに及ぶアイドル大特集のトリを飾るにふさわしい内容にはなっているかな、と。まぁ、ひとえにインタビュイーのお力ではあるのですが、ぜひともご一読を。藤原ヒロシだの近田春夫だのと、趣味丸出しで明らかに余計な話を聞いてみたりもしているので、そのあたりを味わっていただいても面白いかな、と思いますし。


ほら、ボクらアラフォーの「音楽ファン(笑)」、特にダンスミュージックが好きな連中って、なにかにつけて「高校時代にマッドチェスタームーブメントに直撃されて」とか「シカゴやデトロイトでハウスとテクノがキテたから」とか、知ったふうな口をききがちじゃないですか。でも、アレ、全部ウソ! 最低限、ボクについては、モテたくて見栄を張り続けた結果、その言葉になんとなく自分もダマされて、そのまんまそんなことを言い続けているだけですから。


正直、多いと思いますよ。80年代末、サブカル系のイコンという看板を背負っていたキョンキョン目当てでテレビの“歌番組”(“音楽番組”にあらず)を点けて、近田春夫プロデュースのシングル「Fade Out」や、それに連なるアルバム『KOIZUMI IN THE HOUSE』の楽曲をカッチョよく歌う彼女の姿にあてられて「これが今一番オサレな音楽なんだ!」ってな具合にダンスミュージックにハマっちゃったタイプって。いわゆる「ボンクラ」って言うんですか。思い返してみるに、ボクは、まんまそれです。


そんな「トレンドセッター・コイズミ」(カタカナ書きの「コイズミ」って時代を感じさせますね(笑))についても結構な紙幅を割いてうかがってます。繰り返しになりますが、ぜひっ!


一方の芹那。あんなにタフな人だと思ってなかった。


「SDN48卒業の話を聞いて寂しくはなったけど、もう26歳。一刻も早くこの世界で成功する上で、この『寂しい』って気持ちはムダ。気持ちを切り替えるよう努めた」

「悩みは自分の弱みだけに、メンバー間で相談したり、仲良しこよしをやったりする気はなかった。仲が良かったのは、もっと前向きな話のできるメンバー」


これらの言葉を、SDNらしいちょっとオトナなルックの美人さんがアニメ声で繰り出すわけです。SDN卒業前の現時点で、彼女の仕事の内訳は、個人名義:SDN名義=9:1なのだとか。そら、ピンでもウケるよ。エンタメ誌やアイドル誌は、とっとと彼女を捕まえて連載をもたせるべきだと思いますよ。そのくらい言葉を尽くせるタイプです。で、そんな企画が立ち上がるときにはぜひともご用命を(笑)。聞き書き、喜んでやりますっ! そう思えるくらい、何度でも話を聞きたい人でした。

KOIZUMI IN THE HOUSE +2(紙ジャケット仕様)

KOIZUMI IN THE HOUSE +2(紙ジャケット仕様)

2012-01-29

[] 閃光ライオットとかが好きな高校生のiPodの中身

昨日1月28日、東京・渋谷、喫茶SMiLEでのイベント「Pet Soundz」にて、無事DJ童貞を切ることができました。オーガナイザーのブリジニア・相良さん、ご出演のDJ、ミュージシャン各位、そして、遊びにお越しくださったみなさま、本当にありがとうございます。スゲー刺激的な体験でした。いやぁ、面白いっスね、DJ。この勢いだとCDJとディスコミキサー、ないしは、TRAKTORとDJコンソールを買いかねん。


ごあいさつ終了。以下本題。


今回のボクのDJのテーマは、このエントリの表題どおり。「閃光ライオットとかが好きな高校生のiPodの中身」。言い換えるなら「友だちよりもちょっと音楽にこだわっちゃうキッズのiPodの中身」といった感じ。要は、昨秋、首都圏各高校の文化祭での軽音部のステージでコピーされていた楽曲のなかでも、特にコピー回数の多かったものと、拙ミニコミ「kids these days! vol.1」にご登場いただいた10代(当時)インディバンドの楽曲を織り交ぜてスピンしてみたというわけだ。


そしてイベント直前、拙ブログやTwitterで「『閃光ライオットとかが好きな高校生のiPodの中身』っつうテーマでDJやるよ」とアナウンスしていたところ、何人かから「当日イベントに行くことはかなわないが、その内容は知りたい」とのリアクションを、また、当日「今日かけたあの曲はなんだったの?」というご質問をちょうだいしてみた。というわけで、昨日実際にスピンした楽曲と、候補として用意していった楽曲をここで羅列してみよう。今、高校生ってこんな曲をコピーしてるらしいよ、なんて感じでご覧いただきたい。


まずは、実際にスピンした楽曲。


01 CRAZY WEST MOUNTAIN「鍋奉行」

D


02 チャットモンチー「シャングリラ」

D


03 挫・人間「タマミちゃん」

D


04 SCANDAL「瞬間センチメンタル」

D


05 スカートの中「妄想彼氏」

D


06 DOES「修羅」

D


07 放課後ティータイム「NO, THANK You!」

D


08 ASIAN KUNG-FU GENERATION「リライト」

D


09 Hi-Standard「My First Kiss」

D


いかにも童貞らしい、ムードも流れも叙情性もへったくれもない、とっちらかったプレイになったことはこのセットリストから想像にかたくないだろう。まぁ、“リアルけいおん!に詳しい人”としてイベントにお呼ばれしている以上、昨秋観覧した十数校百数十バンドの全セットリストを把握している以上、それらコピーされていた楽曲のなかでも特にコピー回数の多かったこれらをスピンせざるをえん。それに一応、だんだんエモのインフレが起きるような曲順にしてみたつもりでもある。だから、ボク悪くないもんっ!


クソみたいな言い訳はさておき、プレイ後、フロアのかたがたから結構声をかけられたのだが、特にktd組(って、この括りも失礼な気もするが)の楽曲に対する反応が上々だった。「知らない曲だから、聞いてみよう」という理由ももちろんあるのだろうが、それでも尋ねられかたは基本的に「あの曲よかったけど、なに?」。そう、カッコよかったのだ。これは他人事ながら本当にうれしかった。特に1曲目、CRAZY WEST MOUNTAIN「鍋奉行」の引き合いが多かったかな。やるな、西山っ!


で、当日、用意はしていたけれどスピンしなかった楽曲は以下のとおり。


・いきものがかり「じょいふる」

・ELLEGARDEN「ジターバグ」

・MONGOL800「小さな恋のうた」

・supercell「君の知らない物語」

・DECO*27「モザイクロール」

・L'Arc〜en〜Ciel「Ready Steady Go」

・Base Ball Bear「Stairway Generation」

・ストレイテナー「Melodic Storm」

・NANA starring MIKA NAKASHIMA「GLAMOROUS SKY」

・YUI「Rolling Star」

・Tommy heavenly6「Pray」

・SCANDAL「少女S」

・AKB48「ヘビーローテーション」


まぁ、だいたいこんなハイカロリーな曲ばっか聴いてるみたいよ、いまどきの軽音部員って。

ちこたん

ちこたん

2012-01-25

[] 「ウレぴあ 3月号」

■ウレぴあ 3月号

http://ure.pia.co.jp/articles/-/2255


本日1月25日発売された、ぴあのエンタメ誌「ウレぴあ 3月号」の、毎月エンタメ業界の気になる動きを30コ紹介する「30Days 30 Trend」という企画の第29番目「学校の人気度も左右!? 今時のリアル『けいおん!』事情」にコメントゲストとして登場しています。

ウレぴあ 2012年 3月号

ウレぴあ 2012年 3月号

名は体を表す。内容は、まぁ、惹句のまんまです(笑)。『映画けいおん!』が去年の松竹映画のなかでも屈指の興収を誇り、また、Galileo Galileiやねごと、OKAMOTO'Sなど、コンテストなどで頭角を現し、10代のうちにデビューする若いバンドが増えてきていることを受け、じゃあ、同世代のバンドマンが集まる高校軽音部ってどんな感じなのよ、というお話を、「10代バンドの動向をまとめたインディーズマガジン『kids these days!』を刊行するライターの成松哲さん」として、させていただいております。


取材をしてくださったのは、柴那典さん。「MUSICA」や「WHAT’s IN?」「MARQUEE」「ナタリー」など、さまざまな媒体でご活躍の腕っこきの音楽ライターさんです。以前より拙ミニコミ「kids these days!」を面白がってくださっていて、今回の記事もその流れで企画したと言います。


それだけでも十分にありがたいお話なのですが、この取材、スゲー楽しかった!


ぶっちゃけた話、本記事制作用の取材は30〜40分程度でおしまい。そこから2時間は雑談タイム、というか、逆にこちらから高校軽音部を見ていて浮かんできた素朴な疑問をバンバンぶつけまくってみたのですが、さすが本職。まぁ、ことごとくクリアにお答えいただける。


たとえば「デイリーポータルZ」内で大坪ケムタさん(id:serviceanddestroy)に「別に問題じゃない!」と笑いながらツッコまれた「いしわたり淳治問題」について。


今、高校生がコピーする楽曲のけっして少なくない数は、元スーパーカーのギタリスト、いしわたり淳治のプロデュースによるものだったりします。たとえば、チャットモンチーや9mm Parabellum Bullet、FLiPのそれなどが代表例です。あまり大きくフィーチャーされてはいないものの、実は彼、イマドキのティーンにとっては、GLAYやジュディマリやエレカシなどの一連のヒット曲を手がけていたころの佐久間正英や、いっときの冨田ラボ、亀田誠二のような存在なのです。なぜ、彼はキッズに愛される楽曲を産み出し続けられるのか? いしわたり本人や彼がプロデュースするミュージシャンのインタビューを多く手がける柴さんは、明確な回答をくれるわけです。


そのほか、ボクが持参した、昨秋の高校文化祭で軽音部バンドが披露した各コピー曲の演奏回数一覧を見て、年若く経験の少ないバンドマンがコピーしがちな曲の傾向と、なぜその楽曲をコピーしたがるのかを、やっぱり明快に言い切ってみせてくれたりもする。インタビューされてんだかしてんだかはよくわからない取材ではあったものの、(主にボクにとって)有意義であったことだけは間違いない。


というわけで、今春刊行予定の「kids these days! vol.2」では、再度柴さんインタビューを敢行。「いしわたり淳治問題」の話と「軽音部員に愛される楽曲・バンド分析」をしてみようと思っています。乞うご期待。


じゃあ、柴さん。そういうことになったんでよろしくっ! それと、一緒に高校軽音部の練習を見学しに行きましょう!


あっ、「ウレぴあ」も、もちろんよろしくお願いいたします。けいおん!人気、10代バンド人気が音楽ビジネスはもちろん、学級運営や学校経営にも影響を与えているという、関係者から話を聞いたとき、ボクもちょっとビックリしたお話をさせていただいておりますので。ボクのボンクラコメントの数々が柴さんの手によって「1ページコラムの見本のひとつ」といった風情の端正なテキストに変身しているのを見るにつけ、なんとも面はゆくなってしまっておりますが、ぜひご一読ください。


それはそうと、ボク、ライターとしてのキャリアのうち、かなり長い年月「日経エンタテインメント!」とお付き合いさせてもらってるんですよね。2月4日発売号にもかなりガッツリコミットさせてもらってますし。それだけにライバル誌「ウレぴあ」に載っちゃえたのは、ちょっと面白い。この勢いでほかのエンタメ誌にも載れちゃったりしないですかね。「オリスタ」とか。オリコンのみなさま、お声がけお待ちしております!

2012-01-20

[] 童貞捨てます!

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DJの。確か、あっちの童貞はずいぶん前に捨てたはずなので。


下劣にもほどがあるお話はさておき、1月28日、東京・渋谷の喫茶SMiLEにて開催されるイベント「PetSoundz」にゲストDJとしてお招きいただきました。


レコードプレーヤーは持っているものの、いわゆるターンテーブルやディスコミキサーなんて触ったこともない。楽器やバンドも大学時代に挫折したきり。商業媒体での音楽についての執筆経歴を振り返ってみても『バンド臨終図巻』にアニソン誌「リスアニ!」と変化球ばかり。そんなボクがDJにお呼ばれした理由は、どう考えても、インディーズ誌「kids these days!」に端を発した一連のリアルけいおん!仕事ゆえでしょう。


というわけで、期待役割に応えてみることにしました。当日は昨秋の首都圏各高校文化祭で軽音部バンドが披露していたコピー曲の数々の中でも特に演奏回数の多かった楽曲と、「ktd vol.1」でインタビューさせていただいた10代バンド(当時)の楽曲を中心にスピンしてみようかな、と考えております。ちょうど先日「ktd vol.1」にご登場いただいたバンドのひとつ、スカートの中が1stCD『ちこたん』をリリースしたばかりですし。彼女たちと知り合って早1年ちょい。デキるバンドであることは当然知ってはいましたが、なかなかに複雑でラウド、そして、いい意味でがさつなアレンジのもと、攻めっけ満載の詞を朗々と歌い上げまくるエキサイティングな1枚でした。面白いっ!

ちこたん

ちこたん

閑話休題。


言うなれば「閃光ライオットとかが好きな高校生のiPodの中身」。そんなセットリストになる予定です。


現在、来たるべき初体験に向け、下記写真のとおり、高校生軽音部員が好きそうなバンドのCDをせっせと買い漁っているのですが(というかフツー草野球ならぬ草DJって手持ちの盤でセットリストを構成するもんですよね。なんでボクはゼロからスタートしているんでしょう)、まぁ、ktd組以外はどれもド直球な上にただただハイカロリー。松前公高のEXPOが手がけるアニメ『キルミーベイベー』のテーマソングなんかをノンキに聴いていたいアラフォーは胸焼けしっぱなしです。


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アンチエイジングとばかりに若向けの音楽を浴び倒したいかた、オッサンがヘドモドしながら童貞を喪失する瞬間をご覧になりたいかた、そして、ほかのDJ、ミュージシャンのみなさんのデキるプレイで踊りたいかたはぜひともお越しください。よろしくお願いいたします。

"Petz Soundz LAST PARTY"


日時 2012年1月28日


時間 18:00〜23:00


場所 渋谷 宇田川町 喫茶SMiLE, 東京都渋谷区宇田川町11-11柳光ビル本館3階


合同会社ブリジニアの5周年記念として開催してきたDJイベントPetzSoundzが、いよいよひとまずの最終回となります。ゲストDJとして、昨年ミニコミ「kids these days! vol.1」(いまどきの10代に聞いたリアルな「けいおん!」の話。)を発売した音楽ライター・成松哲さんと、「デイリーポータルZ」「AllAbout」などで活躍する18禁ライター・大坪ケムタさんの出演が決定。そして、Vol.1以来の出演となるニュートリノのアコースティックライブも行われます。もちろんレギュラーDJ陣も揃って皆様のご来場をお待ちしています。2012年も楽しみましょう!

[] 「サイゾー」2月号

1月18日発売の雑誌「サイゾー」2月号の第2特集「門外不出!! 2012年に読むべき タブー破りのビジネス書」にて小田嶋隆さんのインタビューを担当しております。


本特集、その名のとおり、各界識者のかたがたに今読んでおきたいビジネス書を3冊ずつ紹介していただくというものなのですが、小田嶋さんをはじめ、9人の識者のどなたも、まぁ、いわゆる「ビジネス書」を紹介していない(笑)。小田嶋さんに至っては、景気よくビジネス書ビジネスの悪口からインタビューが始まってますし。


とはいえ、選んでいただいた3冊はどれも間違いなく面白かった! どんなセレクトをしているのか、ぜひチェックしてみてください。

サイゾー 2012年 02月号 [雑誌]

サイゾー 2012年 02月号 [雑誌]

2011-12-21

[] リアル「けいおん!」仕事ふたたび

だいぶん遅れましたが、『映画けいおん!』バブルの恩恵仕事の告知。


■日刊SPA!「女子高生のリアル“けいおん部”がアツい!『アニメもアニソンも普通』」

http://nikkan-spa.jp/102553


「週刊SPA!」12月6日号の表紙を放課後ティータイムが飾ったのを受け、同誌のWebサイト・日刊SPA!編集部から「なんか連動企画できない?」なんて打診があったので「実際に放課後ティータイムのコピーやカバーをしてる女子高生バンドのインタビューとかどう? 声かけられるコピーバンドいるよ」と返信。2秒で思いついた企画ながら、ボクにしかできないネタではある。というわけで、無事Go!をいただき、実際にリアルJKに話を聞いてみました。まぁ、ちょうど1カ月くらい前になんですけどね。


そんな「今さら告知かよ」ってな記事ですが、日刊SPA!内でそれなりのアクセス数を集め、また、2次配信先であるmixiニュースでも「注目のニュース」として取り上げられたりもしております。「THE OFFSPRINGを愛聴しているようなイマドキの若いコにはアニソンやアニメ、ひいてはオタクカルチャーに抵抗は“ない”という事実が“ある”」っつう悪魔の証明みたいな一風変わったインタビュー。ぜひご一読を。


■週刊文春12月22日号「人生モグラたたき!」

http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/shukanbunshun111222.htm


こちらに至っては“今さら”どころの騒ぎじゃない。なんてったって先週売りの週刊誌のお話ですから。


「週刊文春」で連載中のイラストレーター・池田暁子さんによるエッセイマンガ「人生モグラたたき!」に高校軽音楽部に詳しいコメントゲストとして登場しています。こんな感じで。


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「ASIAN KUNG-FU GENERATIONやSCANDAL、チャットモンチーと並んで、放課後ティータイムのコピーバンドも結構多いっスよ」と、今、高校軽音部員にコピーされがちなバンドの話なんかをしております。そして、Twitterを通じてアジカンの後藤さんやチャットモンチー・福岡さんにその旨を伝えたファンのかたがいるらしく、今さらながら微妙に注目が集まっていたりもしています。Googleの検索窓に思いつくさま関連キーワードを入力してみると、なんかマンガの内容を読めるとか読めないとか。もちろんあんまりオススメはしませんが、ご興味があれば。

2011-11-10

[] リアル「けいおん!」仕事2件

■「日経エンタテインメント!」2011年12月号

http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/201112/index.shtml

日経 エンタテインメント ! 2011年 12月号 [雑誌]

日経 エンタテインメント ! 2011年 12月号 [雑誌]

11月4日発売の「日経エンタテインメント!」12月号第一特集「『けいおん!』 現象の「解」」にて、今年のリアル「けいおん!」=首都圏各高校文化祭での軽音部の模様をレポートしています。


内容は、ここ数年の高校軽音部と今年の軽音部における放課後ティータイムの扱われかたの変化と、軽音部の最新トレンドについて、といったところでしょうか。


■デイリーポータルZ『リアル「けいおん!」を見にいってみた』

http://portal.nifty.com/kiji/111109150374_1.htm


@niftyのWebマガジン「デイリーポータルZ」にて、ボクの高校文化祭取材の模様を取材していただきました。書き手は大坪ケムタさん(id:serviceanddestroy)。観覧した軽音部がデキる部だったこと、そしてなによりケムタさんの腕のおかげで、彼らのステージが非常に楽しそうでチャーミングなものとして描き出されております。まぁ、実際楽しかったし、チャーミングだったんですけどね(ただ、それをシャレのめしながら活写できるのはプロの書き手だから)。


というわけで、エンタ!、DPZともにぜひご一読を。


あっ、DPZ取材時に観たバンドのひとつは来春刊行予定のミニコミ「kids these days! vol.2」にインタビューが掲載されます。で、もうひとつ、くるり「東京」をプレイしていた子たちにも現在アプローチ中。こちらも乞うご期待。