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米国防長官:「海兵隊フィリピン駐留目指し交渉中」明かす

 【ワシントン古本陽荘】パネッタ米国防長官は14日、上院軍事委員会で、海兵隊のアジア太平洋地域の駐留に関し、「オーストラリアとの間でローテーションにより部隊を配備する合意に達している。同様の法的枠組みをフィリピンとの間でも合意できるよう協議している」と証言し、フィリピン駐留を目指し交渉していることを明らかにした。

 米政府は、中国軍の太平洋進出への対応として、海兵隊をより機動的に展開し、攻撃を受けた場合にも壊滅的なダメージを受けないよう、駐留拠点の分散化を目指している。沖縄、グアム、ハワイが拠点となる構想だが、これ以外の展開先として、すでに米豪が合意した豪州北部ダーウィンとフィリピンへの駐留が想定されている。

 米フィリピン両国はすでに両国軍の合同訓練の機会を増やすことで大筋合意。91年に米軍基地協定の更新を拒否した後、フィリピン駐留米軍は撤退したが、合同訓練のための協定はある。実際には02年以降、テロ対策名目で南部ミンダナオ島に米軍の特殊部隊などが駐留している。

毎日新聞 2012年2月15日 9時59分(最終更新 2月15日 10時13分)

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