経営情報システム学

Management Information Systems

 ICTと経営の統合

Management Information

経営情報論

=== ビジネスの新しい潮流 ===


講義の目的と構成 関連リンク

■ 目的
 ビジネスにおけるICTの戦略的な意味を理解し,ICT活用によるソリューションを見つけ出すための思考プロセスを身につけることがこの講義の目的です。
    ※ ICT: Information & Communication Technology
■ 教科書
 『入門 eマネジメントの戦略』、日刊工業新聞社
  ISBN 4-526-05638-3
■ 社会への提言
 この講義は、経営情報論に限らず、我が国におけるこれまでの経営学に関する教育への批判・否定を基盤として構成しています。現代社会が何を必要としているか、大学教育はいかにあるべきか。これが、この講義内容構成の原点です。パソコン操作を前面に出すだけの大学教育は、我が国の荒廃を促進する以外の何者でもありません。

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情報システム学会

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サステイナブル・ビジネス


■ 講義計画2010 ■
【今後の開講予定はありません】
講義内容 配付資料 
第1週 10/5 ◆オリエンテーション オリエン資料(講義内容予告)
10/8 休講
第2週  10/12 経営学の概観 『ビジネスプランの作り方』 (第5章5.2まで)
 SWOT分析、商品・市場マトリックス、損益分岐点分析、販売価格戦略、経営戦略、人的資源戦略、新会社法
市場分析  レポート課題1
10/15 損益分岐点分析 
 第3週  10/19  第6章 情報資源の戦略
 6.2 生産と販売の情報システム
    
6.2.1 商店の情報化(POS、EOS,意思決定、フローチャート、プログラム)
スライド 配布プリント
10/22     6.2.3 コミュニケーション革命
    ☆インターネットは地球環境問題の解決手段を提供できるか 
       ビデオ: 宇宙船地球号 『Google Earth が守った森』
スライド 配布プリント 
第4週   10/26        クリック&モルタル、リーチとリッチネス
    ☆インターネットによる大学教育変革の可能性について考えよう
スライド 配布プリント 
10/29 ◇ ビジネスプロセス概説
   企業内の仕事の流れ、企業間の商取引、価値連鎖分析、サプライチェーン・マネジメント
   参考:『流通BMS EDIに関する我が国の現在進行中の取り組み
◇ 情報通信技術のインパクト(レビュー)
       ビデオ:大人ドリル 『情報革命 驚きの未来』
スライド 配布プリント 
第5週  11/02   6.3 情報資源の戦略
    
6.3.1経営環境の変化と競争優位
      6.3.2 変化への対応
      6.3.3 情報化の留意点
  
スライド 配布プリント  
11/05 第5章 マネジメントの戦略
 5.3 新しいパラダイムの形成
    
5.3.1 リエンジニアリング 
スライド 配布プリント  
第6週 11/09       リエンジニアリング(事例研究:IBMクレジット、フォード、コダック)  スライド 配布プリント 
11/12     5.3.2 ナレッジ・マネジメント  スライド 配布プリント  
第7週   11/16  5.4 バランスト・スコアカード スライド 配布プリント 
 11/19  第6章 情報資源の戦略
 6.1 システムの概念(
システムの条件、経営情報システム
    
システム概念とシステムズアプローチ 
スライド 配布プリント 
第8週  11/23 勤労感謝の日 レポート課題2(提出期限11/25)
 解答例
 11/26     経営情報システム スライド 配布プリント 
第9週   11/30 第7章 e コマースと e ビジネス
 7.1 e コマース
    
7.1.1 新ビジネスの企画、7.1.2 顧客獲得コストの分析,7.1.5 グローバルなウェブサイトの計画
スライド 配布プリント 
12/3     7.1.3 ウェブサイト訪問者の分析、7.1.4 ウェブ広告の有効性評価 スライド 配布プリント 
第10週  12/7     7.1.6 コンピュータ負荷計画 スライド 配布プリント 
12/10  7.2 e ビジネス
    
7.2.1 生産と販売の業務統合、7.2.2 全社共通のデータ標準
スライド 配布プリント
第11週  12/14     7.2.3 インターネット接続サービスの選択、7.2.4 エージェンシー・コストの削減
      ビデオ:クローズアップ現代『タダでもうける?!〜”無料ビジネス”』
スライド 配布プリント
12/17     7.2.5 知識イントラネットの生産性、7.2.6 投資に関する意思決定 スライド 配布プリント
第12週  12/21       7.2.7 ソフトウェアパッケージの価格、7.2.8 ERPシステムの評価
     7.2.9 従業員のインターネット利用管理           ERPとは?
     ビデオ:50年後の未来『マイクロチップが管理する医療』
スライド 配布プリント
1/4 1.ERPについては、第8章を通読してください。データベースとは何か、ビジネスにとってどんな意味があるのかが分かるように解説しています。
2.
第8章を通読することで、「情報システムリテラシー」の意味が理解できるはずです。日本国内に閉じこもったガラパゴス学会ではリテラシーという概念を細分化し詳細に記述すればほめられているようですが、まさにガラパゴスだと思います。
君たちの人生にとって重要なのは、「
問題解決能力」を身につけることです。
情報システムリテラシー」とは、「情報システム」を問題解決手段として使いこなす能力のことです。
3.まず、問題発見解決のシナリオを身につけてください。
問題発生の原因を見つけたら、解決方法を考えましょう。解決手段を適用して、結果としてできあがる仕組みが、情報システムなんですよ。
情報システムは、ICTの活用でできあがるんですが…、ICTは不可欠なんですが…、その前に問題を発見し、原因を見つけ出す能力が大切なんです。
ICTがもっとも重要だという訳ではないのです。
在学中に何を身につけなければいけないのか、本質を分かってください。
 
レポート課題3(提出期限1/25)
第13週  1/7        ビデオ:50年後の未来『サイバーテロに狙われる電脳都市』
                     『世界の命運を握る新エネルギー開発』
 何が重要なんだろう?
 考えながら生きていこう!
 これからもずっと。
1/18  ゲスト・スピーカー: 吉田 誠 氏 (ITコーディネーター協会会長)
 『ITコーディネーターの仕事』

 ITコーディネーターは、中小企業の情報化を支援するコンサルタント。
 企業におけるIT導入の事例を通して、企業、就職、仕事、などについての認識・理解を深めてください。
第14週  1/21  6.4 情報社会の組織と技術
    
6.4.1 組織の情報システム
スライド 配布プリント1
1/25        6.4.2 戦略的役割役 スライド 配布プリント2
第15週  1/28       6.4.3 組織と情報システム、 スライド 配布プリント3
2/1     6.4.4 意思決定支援  スライド 配布プリント4
2/8 13:00〜  ◆期末試験 (教科書、電卓、持込可)  試験問題と解答例

 ICTと経営の統合

Technology Strategy 

情報戦略

=== 情報通信技術の挑戦と課題 ===

構 成

内  容

Part1

経営戦略と
情報通信技術(ICT)

第1節

競争優位の戦略 

第2節

変化への対応策としてのICTソリューション 

第3節

制約理論(TOC)

第4節

サプライチェーン・マネジメント(SCM) 

第5節

システム導入アプローチ

第6節

情報システムのビジネス価値

第7節

ICT活用のための組織科学的アプローチ

経営情報システムを理解するためのスタディガイド
参考書:Management Information Systems, 11/e (Jane P. Laudon    Kenneth C. Laudon)


Part2

経営情報システム

第1節

デジタルファーム:競争優位,効率性,採算性に関する情報システム(IS)の可能性

第2節

企業情報システム:組織における様々なISの種類やタイプとそれぞれの役割

第3節

情報システムと組織,経営,戦略:戦略的なIS活用と意思決定支援

第4節

eビジネスとeコマース:インターネット技術を利用した社内外の業務推進

第5節

倫理問題と社会問題:経営責任として理解しておくべき倫理的社会的事項

第6節

ハードウェアとソフトウェアの資産管理

第7節

データ資源管理:有効利用できるようにするための社内データの管理方法

第8節

通信ネットワーク:通信技術や通信サービスの利用方法

第9節

インターネットとICT基盤:インターネットを有効活用するためのICT基盤

第10節

ナレッジ・マネジメント:知識管理のためのICT活用(人工知能,エキスパート,ニューラルネット,など)

第11節

意思決定支援:組織と個人の意思決定に対するIS活用

第12節

組織の再設計:新しいICTを組織革新に活用するための方法

第13節

システム評価と経営革新:ICT投資の有効性評価の方法と組織のIS活用

第14節

セキュリティと統制:ISの信頼性と安全性と保証するための方法

第15節

国際情報システム:国をまたがるISの構築と運営に関する留意点