Source: Facebook could face €100,000 fine for holding data that users have deleted
この学生、マックス・シュレムス氏（24歳）は、6月、カリフォルニア州にあるサンタクララ大学に交換留学していた際、フェースブックの経営幹部による講義に参加した後、彼のデータについて消去するようフェースブックに要請することを決めた。最終的に、カリフォルニア州にある同社からCDが郵送されてきたが、そこには自分でプロファイル上から消去したはずの、彼が同SNSに参加してから3年分のメッセージやデータが含まれていたという。
このデータを受け取ってから、シュレムス氏は、22の異なる申し立てリストをアイルランドのデータ保護委員に提出することにした。同委員は、来週、フェースブックに対する最初の監査を行う予定。ヨーロッパに在住のユーザは、フェースブックのアイルランド支社の管理下にあることをシュレムス氏は後にアイルランド政府に書面で報告している。
同委員のスポークスパーソンは、監査官は、シュレムス氏が申請した申し立て内容についても監査の一部として捜査することを確認している。もし同委員が起訴する判断をし、データ保護違反の罪でフェースブックもしくはその社員が有罪判決となれば、最高10万ユーロの罰金が科される。
シュレムス氏が受け取った1,200ページ分のデータには、拒否された友達リクエスト、彼が友達を消去したケース、全チャット内容などが含まれるほか、自身でタグを外したはずの写真のリスト、参加したイベント、返信しなかったイベントなど様々な情報が含まれている。