〔外為マーケットアイ〕英ポンドとユーロが下落、ムーディーズの欧州諸国格付け変更受け
〔外為マーケットアイ〕
<08:18> 英ポンドとユーロが下落、ムーディーズの欧州諸国格付け変更受け
英ポンドGBP=D4は1.5720ドル付近で早朝の高値1.5771ドル付近から下落、ユーロは1.3152ドル付近で高値1.3193ドルから下落。ユーロ/円も102円を下回り今朝の安値圏での推移となっている。英ポンド/円GBPJPY=Rは121.70円と高値122.28円から下落している。欧州通貨下落のきっかけは格付け会社によるアクション。
ムーディーズは、イタリアの格付けを「A2」から「A3」に引き下げ、見通しは「ネガティブ」とした。また、フランス、オーストリア、英国の格付け見通しを「ネガティブ」に変更した。同社はまた、ポルトガルの格付けを「BA2」から「BA3」に引き下げ、見通しは「ネガティブ」とし、スペインの格付けを「A1」から「A3」に引き下げ、見通しは「ネガティブ」とし、スロバキアの格付けを「A1」から「A2」に引き下げ、見通しは「ネガティブ」とした。
<08:02> ドル77円半ば、78.20円に「安住ウオール」が立ちはだかる
ドルは77.48円付近。早朝の高値77.61円から下落している。
ドルはこのところ78円の手前でもみあい、その後に反落する傾向がみられるが、市場では、「安住ウオール」の存在を指摘する声がでている。
安住淳財務相は10日、衆院予算委員会での自民党の西村康稔議員への答弁で、前年10―11月のドル買い/円売り介入について、「75.63円の時点で指示し、78.20円でやめた」と発言している。同財務相は10日、同発言に言及し、「水準なんて一切言っていない」と述べ、藤村官房長官も、「西村議員が配布した資料に書かれていた相場を引用したのにすぎず、特定の水準を念頭において介入を実施したわけではないと認識している」と火消しに回った。
しかし、市場は、「78円台では押し上げ介入を実施しないというメッセージとして捉えている」(外銀)との指摘が複数聞かれ、78円前半が当面事実上の「安住ウオール」として機能し、上値抵抗線を形成しているという。このため「実需筋のドル売りも78円目前で出やすい」(邦銀)とされ、ドルの上値の重さの一因となっているもようだ。
<07:30> きょうの予想レンジはドル77.30―77.90円、ギリシャ情勢にらみリスクオンになりづらい
ドル/円は77.60円付近、ユーロ/ドルは1.3188ドル付近、ユーロ/円は102.35円付近。
きょうの予想レンジは、ドルが77.30―77.90円、ユーロ/ドルが1.3130―1.3260ドル、ユーロ/円が101.90―102.90円。
13日のニューヨーク外国為替市場では、ギリシャ議会の緊縮財政法案可決を受け、ユーロが対ドルで上昇した。ただ、同国の無秩序なデフォルト(債務不履行)回避までの道のりは厳しいものになるとの懸念から、上値は重い展開となった。
この日も「ギリシャ情勢をにらんでリスクオンになりづらい」(外為アナリスト)との見方が出ている。15日にはユーロ圏財務相会合が予定されているが、「(対ギリシャ)第2次支援が決定されたとしても、市場ではある程度織り込まれており、簡単にユーロが買われるという反応にはなりづらいのではないか」(同)との指摘も出ていた。
(東京 14日 ロイター)
全スポットレート(ロイターデータ)FX=
アジアスポットレート(同)AFX=
欧州スポットレート(同)EFX=
クロス円レート(同)JPYX=
クロス円の時系列レート(同)JPNUJPNXJPOAJPOD
通貨オプションFXVOL
スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)D4FX=
スポットレート(RTFX)FX=RTFX
スポットレート(日銀公表)TKYFX
為替関連ニュース [FRX]
外為市場リポート[JPY/J]
外為マーケットアイ[JPY/JU]
焦点・アングル・特集 [FRX-FES]
クロスマーケットアイ[.JPCM]
主要国の経済指標発表予定と予想一覧<0#JECON>
主要国の政策金利一覧・中銀ニュース[BOX-CEN]
きょうの予定[MI/DIARY][JPY/DIARY]
速報ニュース[AA][AA-RS]
財政・金融政策の当局者発言ニュース[RSS-PLCY]
規制・監督関連ニュース[RSS-REGS]
ファンド関連ニュース[RSS-FUND]
欧州市場サマリー[NNJ/EU]
NY市場サマリー[NNJ/NY]
世界の主要株価指数COMPO
外国為替・マネー総合メニュー<JPN/MONEY>
© Thomson Reuters 2012 All rights reserved.