伊政府:20年夏季五輪のローマ招致を支持せず、財政難で-首相
2月14日(ブルームバーグ):イタリアのモンティ首相は、政府として2020年夏季五輪のローマ招致を支持しない意向を明らかにした。五輪招致を支援すれば、国の財政負担が重くなるためとしている。
首相は14日の閣議で不支持の決定を明らかにし、「納税者のお金をリスクにさらすような保証を国として負うことが、一貫性のある対応とは考えられない」と述べた。
イタリア政府の財政保証なしでは、ローマは五輪招致を続けることは不可能になる。
モンティ首相は、国民に犠牲を求めている時に五輪招致の財政保証を引き受けるのは責任ある行動ではないと述べた。
一方で、イタリアと同様に財政再建に取り組むスペイン政府はマドリードの招致活動への支持を表明。マドリードは14日に申請ファイルを提出した。東京も今週に入り申請ファイルを提出している。
記事に関する記者への問い合わせ先:Lorenzo Totaro in Rome at ltotaro@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Andrew Davis at abdavis@bloomberg.net
更新日時: 2012/02/15 03:41 JSTニュース一覧
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