1月に地元・名古屋で初開催された冬季国体で、小塚崇彦選手(トヨタ自動車)はショートプログラム(SP)、フリーで計3度の4回転ジャンプを初めて跳びました。「試合をする上での“持ち球”が増えた」と小塚選手。世界選手権(3月、フランス・ニース)への手応えをつかんだようです。
■まだ体力不足
(冬季国体で跳んだ4回転は)SPで転倒、フリーでは2つとも「回転が足りない」と判定されましたが、着氷はできました。
大技が決まると、特に初めての場合はうれしいですね。ガッツポーズも自然と出ます。
ですが、選手にとって成功したことが少ない大技が決まった後、疲れがどっと出ることがあります。後半になってやや足が動かなくなりました。
今まで経験したことがない領域です。やっぱり少し気が抜けて、疲れが出るのでしょう。いくら練習でできていても、実際に試合でできるかどうかは別問題。その大技が体力をどの程度奪い、その後のプログラムにどう影響するのか? 未知の世界でしたが、今回、(4回転を)2回着氷して最後まで滑り切るにはまだ体力不足だな、と感じました。
ジャンプにはトーループ、サルコー、ループ、フリップ、ルッツ、アクセルと6種類あります。いずれもタイミングが大切ですが、3回転ルッツまでは、少々タイミングが狂っても、“力技”で着氷まで持っていくことができます。
■最初は曲をかけては跳べず
そのために練習で筋力を強化しているといえます。しかし、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転ジャンプは、タイミングと力が合って初めて跳べるものです。
4回転を跳べるようになったばかりのころは、曲をかけた中では跳ぶことができませんでした。自分のタイミングではなく、音楽のテンポに合わせてしまっていたからでしょう。
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