東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で13日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、3号機付近で前の日よりやや上昇しました。
福島第一原発の周辺では、去年4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
13日に2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たりセシウム134が国の基準の1.6倍の0.097ベクレル、セシウム137が1.7倍の0.15ベクレル検出されました。
また、3号機の取水口付近ではセシウム134が基準の3倍の0.18ベクレル、セシウム137が2.9倍の0.26ベクレル検出されました。
2号機付近に大きな変化はありませんでしたが、3号機付近で前の日よりやや上昇しました。
一方、13日と12日、福島第一原発周辺の沿岸と沖合の9か所で行った調査では、沿岸3か所で放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回りました。
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