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2012年2月14日21時50分

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「本物と思わず」ウラン燃料展示 北陸電、広報用に数年

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写真:今回見つかった広報用の説明用サンプル。ケース左上の瓶詰めのものが二酸化ウラン粉末、その斜め下の長方形が燃料ペレット=北陸電力提供拡大今回見つかった広報用の説明用サンプル。ケース左上の瓶詰めのものが二酸化ウラン粉末、その斜め下の長方形が燃料ペレット=北陸電力提供

 北陸電力(富山市)は14日、石川県志賀町の原子力技術研修センターで、国に所持を届け出ていない天然ウラン2点計84グラムが見つかり、文部科学省に報告したと発表した。一般向けの広報展示物として使った経緯があり、本物と思っていなかったという。

 2点は瓶詰の二酸化ウラン粉末(11グラム)と密閉ケース入りの燃料ペレット(73グラム)。表面の放射線量はそれぞれ毎時約1マイクロシーベルトと約3.9マイクロシーベルトで、人体に影響を及ぼすレベルではないという。

 1975年以前に入手し、持ち運びできるケースに入れ、「ウラン燃料の一生」と記したパネルと共に広報用として数年間使用した後、同センター内で保管していた。昨年8月、文科省からの要請で調べて判明。同社は「本物とは思っていなかった」と話している。今後は、同社の志賀原子力発電所で保管する。

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