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フルーティスト大久保はるかのブログです

アレクサンダーテクニークグループ28回目

2012年02月14日 10時59分27秒 | アレクサンダーテクニーク
↓以下、日本フルート協会会報向けに書いた記事パイロット版です。

年明けから数えてこれが5つ目のレッスン。とりあえずこの記事までをひとくくりとして提出予定。

提出用の3枚の写真に合わせるかのように文章をまとめてしまった・・・しょうがないよねえ・・

この日、本当はもっと面白いエピソードがあったんだけど、そこまで話を広げてしまうと、記事全体がまとまらなくなってしまうので、、、割愛せざる得ない自分にちょいジレンマ。。。

  

【2月13日 グループレッスン】

この日の受講者は私を含め合計6名。ピアニスト2名、指揮者の卵の方、太極拳の先生、バレリーナの方、私。自分とは初対面の方々が2名いらっしゃった。

先回からの顔なじみの方々が多く安心感があったせいか、レッスン冒頭の自己紹介のコーナーでは割と落ち着いて話が出来たような気がする。

各自己紹介の時間が終わると、イスにすわったり、立ったり、歩いたり、というワークをする。ひとりづつ順番に先生からチェックやアドバイスを受ける。チェック、アドバイス、といっても、例えばファッションモデルさんのようなカッコの良い姿勢、歩き方、を学ぶ、という訳ではない。自分にとってより快適で身体への負担がよりかかりにくい姿勢、歩き方、を先生と一緒に探る、というような内容。

アレクサンダーテクニークのレッスン冒頭は、こうした誰でも日常よく行う動作のワークから入ることが多い。実はレッスンを始めた2年半前当初、立ったり座ったり歩いたりする動作と、フルート演奏との関連性が全く見えずにいて苦しんだが、最近やっと自分の中でつながりが見え始めてきた。

楽器の練習というのは、やりにくい、難しい、出来ない部分を出来るようにしてゆくこと、だと思う。ところが、難しい、と感じた時、身体もどこか身構えるように固くなってしまい、結果、いくら良い練習方法を選択し実践していたとしても、練習回数を経るごとに何故かより出来なくなっていくような、残念な方向に向ってしまう時がある。

これと同じような身体の硬直(緊張)は、実は私たち日常のなにげない動作の中で、無意識に、しかも頻繁に起こっているらしい。その不必要な緊張を解くためのアドバイスをしてくれるのがアレクサンダーテクニーク教師。

ハンズ・オンといわれるアレクサンダーテクニークの技法がある。教師が軽く生徒にボディ・タッチをし、身体に対する新しい気づきを促す。実際ハンズ・オンをされると、「あ、自分の頭蓋骨はここにあって、首はここから始まっていて、あごはここにあって、頚椎はこのような可動性があって・・・」など、瞬時に確認が取れたような感覚。自分の動きがより軽く感じる。肩こりや腰痛など無縁だった小学生時分の身体感覚が舞い戻ってきたかのようで心躍る。

そして、その軽くなった自分のまま楽器を演奏してみると、それはそれは開放された音が出ることがありうるのだ。

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テクニーク パイロット版
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