2012年02月13日 (月)「卵子は"老化"する」 あなたはご存じでしたか?


あなたはご存じでしたか? 「卵子が"老化"する」ことを。

「そんなの常識でしょ!知らなかったの?」

「えっ、卵子は老化するの?はじめて知った」

・・・どちらでしょうか?

kodomo-te.jpg

知っている人にとっては当たり前のことでも、
知らなかった人にとっては、衝撃的。
「卵子は老化する。35歳を超えると妊娠が難しくなる」
・・・という医師の言葉に、
不妊クリニックのセミナーに集まった夫婦たちが衝撃を受ける事態が
よく起きているそうです。

ということで、
2月14日(火)はこのテーマにクローズアップします。
プレビュー(試写)をのぞいてきました。

取材VTRによると、
不妊治療・検査を行ったことのある夫婦は、6組に1組。
女性の社会進出で、晩婚化が進んでいます。
35歳を過ぎて不妊治療を行い、
そこで「卵子の老化」を知る人が増えているとのこと。

kodomo-jyouhannshin.jpg

「卵子」の元になる細胞は、産まれたときから体の中にあるそうです。
毎日作られる「精子」とちがい、新しく作られることはないそうです。
年齢を重ねるほどに、「卵子」も歳をとり(老化し)、
減り続けるということです。

いまはアラフォーでも外見は20代のような美しいひとが多いですが、
"内面では"きっちり歳をとっている・・・。
その事実を突きつけられた気がしました。

取材では、
「若いうちに卵子を凍結しておく」という事例、
卵子を若返らせる研究の最前線、
「卵子の老化」の知識を広めようという模索、
・・・など、さまざまな現場を追っています。

取材に協力いただいた女性たちの思いがとても切実で、
緊張感いっぱいのプレビューでした。

a-sugiura-kyoujyu.jpgゲストは、

日本にただひとりの
「産婦人科の"女性"教授」。

名古屋市立大学大学院医学研究科・
産科婦人科学の杉浦真弓教授です。


教授のホームページには・・・

「女性には、哺乳類の一種として妊娠適齢期があります。
 いくつになっても妊娠可能と誤解して、
 貴重な時間を失ってしまっている女性は少なくありません。
 わが国の女性たちは良く働き、よく遊んで40歳を迎えます。
 40歳になると妊娠しにくくなりますよ、と誰も教えてくれません」

・・・と書かれています。

少子化が進む中で、
社会として、不妊の問題をどう考えていけばいいのか?
男性にも、ぜひ見ていただきたい内容です。

みなさん、ぜひ番組をご覧いただき、ご意見をお寄せください。

投稿時間:15:49
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コメント

不妊については本当にこれから大きな問題になってくると思います。
不妊の原因は様々だと思いますが、やはり、私も含めある程度年齢がいき責任ある立場にあると仕事と家庭の両立が難しいのが現状だと思います。
私は、この問題をなんとか両立できる方向へと変えていきたいと思っています。
そのためにたくさんの不妊に関するたくさんの情報が欲しいので色々と情報がありましたら教えていただけませんでしょうか?

投稿日時:2012年02月14日 19:49 | 青山慶子

卵子の老化もそうだが、少子化の原因には
「男性不妊」も多いと聞く。

うちは私の家系は母方も父方も子沢山家系で、妹や従兄弟達も子どもが3人いる。今の時代にしては子沢山な方だ。
私も女性ホルモンは多く、産める身体だ。

ところが主人は無精子症で、精子はゼロ。どこの有名産科でも門前払いされた。
また、主人の親戚、いとこは子どもがいないか1人。

子どもが欲しかったのでとても残念。

いつも女性の原因にされるが、私の周りでも無精子までいかないが、男性不妊でなかなか産めない夫婦も多い。
現代のストレス社会なのか、このテーマも少子化の原因の一つとして今後扱ってほしい。

投稿日時:2012年02月14日 19:51 | Y

番組内容にとても関心がありました。
しかし放送途中からしか拝見できなかったので、
ぜひ再放送をお願いします。

(スタッフより)
たいへん申しわけございませんが、
いまクローズアップ現代は再放送枠がありません。
1、
番組の内容は
該当ページにまもなく掲載する「丸ごとチェック」で
テキストと画像で見ていただくことはできます。
VTRの一部は動画で掲載する予定です。
2、
番組の内容をすべてご覧いただくには、
2週間以内であれば、有料ですが、
NHKオンデマンドでご覧いただくことができます。

投稿日時:2012年02月14日 20:08 | 松島直子

今日放送の卵子老化特集、拝見させていただきました。
社会人二年目ですが、とても興味がありました。
番組に出演されていた杉浦 真弓さんの他に
もう一方大学の助教の先生が出演されていました。
その方がマニュアル?本?のようなものを作っていらっしゃいました。
ぜひそのタイトルなどを教えていただきたいです。
宜しくお願い致します。

投稿日時:2012年02月14日 20:17 | あいみ

あ!!見逃してしまいました!!
昔は再放送があって、本放送を逃しても、それでキャッチできたのになあ。。。
何年も前にはじめてこのコトを知ったときには「へえ」と思いました。人間も生きものなのだなあ、と。もっと若く産める女性たちに早いうちから教えてあげた方がいいですよね。その上で人生を選択して生きてゆくのであれば、後悔も少なくて済むのかもしれません。

投稿日時:2012年02月14日 20:57 | 丘うえ子

大事な話を伝えていただいて、ありががとうございます。
35歳以上だと妊娠しにくい人の割合が増えることは、もっともっと知ってもらうべきだと思います。産婦人科医としては、40歳で妊娠してない人は妊娠しなくてもいいと判断した人だと以前は思っていました。これが一般常識でないことが不思議で、若い人には折に触れて早めに妊娠するように話していましたが、クロ現でやってもらえると助かります。
妊娠時期が遅れる背景には不景気や、過重労働、長時間労働、非正規雇用など多くの問題もあるのですが、35歳という一つの区切りを知っているのといないのとでは判断に大きな違いが出ると思います。不妊症治療への助成も行われていますが、非常に効率の悪い助成金であり、結果は出ません。それは助成を受ける多くの人が40歳近いからです。本放送のような事実は、働きやすさの整備や助成金の内容など多くの懸案に関わるものだと思います。
定期的におこなってもらうと良いと思います。避妊のときに教える必要があるのでしょうね。

投稿日時:2012年02月14日 20:59 | 首都圏の産科医

番組、拝見しました。

私は一度社会に出てそれなりのキャリアを積んだあと、4年前に大学の夜間コースに入学しました。そこでの一般教養の講義で、まさに今日の放送内容の話を聞く機会がありました。
お話されたのは産婦人科の助教の先生で、「ここには様々な年齢の学生さんが来ていらっしゃいますね。大学で勉強してキャリアアップを図るのも結構ですが、子どもを産みたいと思っている女性の方は、『産みどき』についても考えてください。セクハラなどと取らないでくださいね。人は一生学べますが、子どもを産める時期は限られていることも認識してください」とおっしゃいました。
私と同じように30歳を超えてから入学した女性一同、とても考えさせられた話でした。
このことを聞いていたので、35歳という年齢をリミットとして意識していました。
幸いなことに去年妊娠することができ、卒業直後に35歳で出産する予定です。

一方で、職場の先輩は不妊が原因で昨年離婚してしまいました。
その先輩はバリバリ働いていた方でしたので、女性総合職のキャリアモデルと思っていたのですが、あるとき、彼女の上長が「今以上の出世は望まないので負荷を下げたい、と言われた」と残念そうに話していました。その時はなぜ?と思いましたが、「不妊治療のためだった」と離婚後に本人から聞きました。

社会に出る前に受ける教育の中で「産みどき」について考える機会に恵まれることや、番組で紹介されていたような企業への働きかけが広がってくれることを望みます。
現在はまだ、女性から男性上司にはなかなかこういった話をしにくいですし、下手するとセクハラとも取られかねない内容ですので、上司からもかなり聞きにくいのが現実です。

時間はかかると思いますが、このことに対する認識が本当の意味で社会に浸透させていく施策は、少子化対策の一つの柱と考える必要があるのではと考えました。

投稿日時:2012年02月14日 21:05 | 森 直子

見逃しました。私の周辺にも不妊に悩む女性が沢山います。是非再放送をお願いします。

(スタッフより)
たいへん申しわけございませんが、
いまクローズアップ現代は再放送枠がありません。
1、
番組の内容は
該当ページにまもなく掲載する「丸ごとチェック」で
テキストと画像で見ていただくことはできます。
VTRの一部は動画で掲載する予定です。
2、
番組の内容をすべてご覧いただくには、
2週間以内であれば、有料ですが、
NHKオンデマンドでご覧いただくことができます。

投稿日時:2012年02月14日 21:32 | まつもとのりこ

今年34になる女性です。

アラフォーに入ると胎児に問題が起きやすいことは知っていたので、パートナーと何度も話し合っている最中でした。

私達の世代は長い就職氷河期に当たっており、国立四大を出ても就職出来なかった男性が沢山居ます。私自身は修士まで就職浪人しましたが、結局就職はうまくいきませんでした。
私も私のパートナーも、現在、ワーキングプアです。

産みたくても産み時を逃す理由には、新卒時の就職率も影響していることを、「日本にただひとりの産婦人科の女性教授」にも認識していただきたく、コメント致しました。

決して、仕事に邁進したり遊び呆けたりしているわけではないのです。知識が無いのでもありません。
単純に経済の問題なのです。

投稿日時:2012年02月14日 21:36 | A

このテーマを見逃してしまいました。よくぞ取り上げてくれたと思います。まさに自分が30代後半から不妊治療を始め、卵子の老化の壁を思い知ったからです。
生みたいときに子どもは授からないものだと気づき、愕然としました。
現在、不妊治療に駆け込む30代後半~40代半ばの人があふれています。後悔やらもどかしさやら苦しさやらで葛藤しています。
高度先進医療が周知されたおかげで、医療技術への過信があったかもしれません。
自分と同じ悔しい思いをこれからの女性たちはしてほしくありません。こういう大事な知識はどんどん普及啓発していくべきです。
やはり女性として生まれたらいつか子どもを授かり育ててみたいと思わない女性はいないと思います。

投稿日時:2012年02月14日 21:38 | 田中 まき

29歳の男性と付き合っている、33歳独身女性です。
彼も偶然、今日の番組を見ていたそうで、「卵子にタイムリミットがあることを初めて知った。将来、君が出産したいことは知っているし、年齢のことも意識していたつもりだったけど、番組を見て、より真剣に切実に今後のことを考えた」と電話をくれました。
番組でも触れられていましたが、本当に男性にも知ってもらうべき事実だと思いました。
手遅れになる前に、多くの若い人に見てもらいたい内容でした。

投稿日時:2012年02月14日 21:53 | ゆめこ

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