歴史的価値を重視し、初代の形状に復元する（完成イメージ）
国土交通省は言問橋（東京都台東区、墨田区）の照明のデザインを1928年の建設当時のものに復元する。昭和初期のレトロな雰囲気が特徴で、２月中に変更する。言問橋は５月に開業する東京スカイツリーを間近に望む場所にあり、観光客からも注目を集めそうだ。
復元する照明は円柱と円すいを合わせたような形で、１カ所に２つ付く。今回の設置にあたり、地域住民らと協議。橋の歴史的価値を尊重してデザインを決めた。
言問橋は隅田川に架かり、台東区花川戸―墨田区向島を結ぶ。関東大震災の震災復興事業として建設された。川端康成が小説「浅草紅団」で橋梁のデザインについて記述している。照明はその後、デザインを変更。2006年には老朽化を理由に撤去され、仮設照明を設置していた。
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