NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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地域防災計画の改訂案決まる

佐賀県の防災指針となっている地域防災計画の改訂案が１３日に開かれた県の防災会議で決定されました。佐賀県では、今後、新しい地域防災計画に基づいて、原子力災害対策などに力を入れていく方針です。佐賀県の地域防災計画は防災対策や災害発生時の対応を定めているもので、佐賀県は、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、主に原子力災害対策の見直しを進めてきました。１３日は防災の関係機関でつくる県の防災会議が計画の改訂案を審議し、決定されました。計画の主な内容としては玄海町にある玄海原子力発電所から２０キロ以内の住民の避難計画を策定するほか、３０キロ圏にある学校や病院、それに福祉施設については、３０キロの圏外に具体的な避難先を確保し、避難訓練を実施することが盛り込まれています。また、緊急時に放射線を測定するモニタリングは、県全域で実施することになっていて、その際、学校や公園などで優先的に行うと規定されています。このほか、地震など大規模な自然災害については、広域化や長期化を想定していて県が近畿や中国地方の府県と調整しながら、さまざまな対策を講じるとされています。佐賀県は今後、新しい地域防災計画に基づいた防災対策に力を入れる方針ですが、現在、国が原子力防災指針の見直しを進めていることから、新年度以降も国の動きにあわせて計画の修正を行う予定です。

02月13日　19時05分

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