韓米FTA破棄要求は「国の格を落とす」=李大統領
【ソウル聯合ニュース】韓国野党の民主統合党などが今月初め、韓米自由貿易協定(FTA)の発効手続き停止と再交渉を求めるオバマ米大統領宛ての書簡を在韓米国大使館に送ったことに対し、李明博(イ・ミョンバク)大統領は14日の閣僚会議で「国の格を失墜させる行為だ」と批判した。
李大統領は、世界が競い合い、全ての国が米国とFTAを締結しようとしているなか、韓国では発効する前から公然と破棄を主張する声があるとし、「国会で批准された国の条約を発効前に破棄すると主張することは、国益に大きく関わる」と指摘した。
また、「(いくら)選挙が近いからとはいえ、市場経済や憲法の価値に反する決定、国益を損ない未来の世代に大きな負担を与える決定を今の時点でしてはならない」と強調した。