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ホイットニーさん溺死か…薬とアルコール

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 【ロサンゼルス12日(日本時間13日)=千歳香奈子通信員】11日に急死した米歌手ホイットニー・ヒューストンさん(享年48)が、溺死した可能性が高いことが分かった。ロサンゼルス検視局が、米ビバリーヒルズのホテルの浴室で遺体が発見されたことを明らかにした。米情報筋は、ヒューストンさんの肺に水がたまっており、精神安定剤とアルコールを同時に摂取した後、浴室で意識混濁となって溺れたとみている。第54回グラミー賞授賞式も、ヒューストンさん急死の悲しみに包まれた。

 衝撃の急死から一夜明け、ヒューストンさんが死亡した状況が徐々に明らかになってきた。米芸能サイトTMZなどによると、救急隊員がホテルの部屋に駆けつけると、ヒューストンさんは関係者によって浴室の湯船から出され、床の上に横たわっていたという。

 一部報道によると、第一発見者は女性のヘアメーク担当者で、ヒューストンさんが風呂からなかなか出てこないため心配して様子を見に行くと、顔まで湯船に漬かった状態だったという。通報で駆けつけたボディーガードが湯船から引きずり出し、蘇生を試みたが手遅れだったようだ。

 ロサンゼルス検視局によって検視解剖が行われた結果、ヒューストンさんの肺には水がたまっていた。室内から、ヒューストンさんが常飲していたザナックス、ロラゼパムなどの精神安定剤に加えバリウム、睡眠薬が発見されたという。

 さらにヒューストンさんは、9日に行われたグラミー賞前夜祭のリハーサルでアルコール臭を漂わせ、髪をかき乱し汗をかいていたほか、手を激しく揺らし、スキップしながら歩く奇行が目撃されていた。10日夜にはホテルのバーで飲みながら、大声で騒ぐ姿も関係者に目撃されている。

 記者会見した主任検視官によると、遺体に暴行を受けた形跡はないという。米各メディアは情報を総合し、ヒューストンさんがアルコールや薬物を使用後に入浴し、意識混濁となって溺死した可能性が高いと報じた。ただビバリーヒルズ警察は検視局に対し、捜査に障害が出ないよう検視結果を保護するよう求めた。

 ヒューストンさんが過去6度受賞したグラミー賞の授賞式会場には、写真が掲げられ参加者は黙とうをささげた。司会のラッパーLL・クール・Jは冒頭で「家族の1人を失ったよう。あまりにも早く亡くなった彼女の思い出と歌は永遠です」とあいさつ。またジェニファー・ハドソンが、ヒューストンさんが主演した92年の映画「ボディガード」で自ら歌った主題歌「オールウェイズ・ラブ・ユー」を熱唱。会場は拍手とスタンディングオベーションで早すぎる死を悼んだ。

 [2012年2月14日6時51分 紙面から]


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