トップページ > 北海道観光スポット一覧 > 日高観光スポット一覧 > レ・コード館
1990年冬、町内音楽サークル「一枚のレコード」のアイディアから発展したもので、過疎の町「新冠」を活性化するユニークな発想であると町が認め、ふるさと創生資金を活用した町づくりとして建てられたのがこの「レ・コード館」です。
館内では全国から集まったレコードを見学、視聴などができ家族皆さんで楽しめます。
全国から集まった膨大なレコードコレクションを、すべての人々の共有財産として広く開放している「レ・コード館」では楽曲の検索やリクエストに対応する為30万曲以上のデータベースを運用・日々入力作業をしています。
「究極のレコードサウンドの再生」をめざして、最高グレードのシステムを設計、レ・コードホールで試聴いただくことができます。
長さ3.4m開口部1.7mの巨大な低音ホーンの中に3つのユニットを設置。
デリケートで優美な調べを堪能してください。
『レ・コード』という言葉は「レ(Re=くり返す/戻る)」と、「コード(Cord=心[ラテン語])」を組み合わせたものです。
つまり『レ・コード』は「心の記憶を呼びさます」、「心に帰る」という大きな意味の広がりを持っています。
それを愛する全ての人々の”かけがえのない音”を刻み込んだ『音の遺伝子』が「レ・コード」なのです。
豊富なライブラリーを活用してレコードの世界との出会いを楽しんでください。
【レコードの歴史】蓄音機を発明したのはトーマス・アルバ・エジソン(1847-1931)というのが通説であるが、実はそれ以前にレオン・スコット(1817~79)と、シャルル・クロス(1842~88)の2人によって、きわめて重要な発明がなされています。
20年前の1857年にフランスの印刷技師エドアード・レオン・スコットはフォノトグラフ(Phonautograph)という油煙のススを付けたシリンダーを回転させ、羊皮紙の振動版にシェラックで貼り付けたブタの硬毛を、シリンダーに当てて、木製の樽型ホーンに向かって音を吹き込みました。
すると、振動版に付いた硬毛がススの上に波状の軌跡を作り音が波形として記録することができました。
この機械は実験装置として数台製作されました。
また、もう一人のフランス人の詩人にして発明家シャルル・クロスは、エジソンが発明する数ヶ月前の1877年4月に、エジソンの録音再生理論とほぼ同じ機構の論文を発表しています。
その蓄音機はフォノグラフと命名されました。