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生駒日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-02-06

嫌な予感は案外当たる

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午前中の日当りを見るために丹波橋へ。あと、今日は平日の車通勤が可能か、車で来てみる。ローカルの人しか分からないと思うが、NAIST から車で京都に行くには何通りか方法があって、今回はスタンダードに (いつも使う) 京奈和自動車道で北上。途中一度宇治川を超える手前で曲がり間違い、5分ほど手戻りが発生したが、それでも45分なので、有料道路を使えば通勤できなくはないということが分かる。ただ、今日は10時に家を出てみたので、もっと早い時間だと通勤ラッシュに当たるかもしれない。

丹波橋に到着してから不動産屋さんに行き、昨日最後に見せてもらったところの日当りと電車の音を確認。ぶっちゃけ、電車の音に関しては、建物自体は確かに線路沿い5mくらいのところに立っているのだが、マンションの反対側だし、なにより JR なので (京都〜奈良の人はご存知だと思うが、こっちで JR は遅くて本数が少ない路線の代名詞)、音も振動も窓を閉めていたら気にならないくらいかな。むしろ、ベランダの外の道路を車が通過するときのほうが気になるし (1車線だがショートカットのために通る車が多いらしい)。

丹波橋まで歩いて何分か調べるため、不動産屋さんとはいったん別れて駅へ。徒歩3分と書かれていたが、確かに近鉄丹波橋の改札まで3分きっかり。京阪の丹波橋は近鉄の改札からさらに1-2分ほど奥に行かないといけないが、十分許容範囲だろう……

昼過ぎ、ちょっと大手はどういう感じだろうか、と思って 賃貸住宅サービス 伏見桃山 へ入る。昨日今日とお世話になっている、伏見桃山地区専門の不動産屋さんのミナージュさんと比べると、ネットで見た様子では載っている件数が多いし、桃山御陵前の駅徒歩0分のところにあるのだが、フレスコというスーパーの2Fにあって、気にはなっていたのだった。

階段を上がってドアを開けると、3人の店員さんがいるのだが、お客さんが1人もいないのにタバコの臭いがしていたことと、吸い殻は入っていなくても灰皿がデフォルトて3皿あるところで、すでに不快な気持ちになる。賃貸住宅を探しに来ました、と伝えると、そのうちの1人が担当してくれることになった。まずはこちらにご記入ください、というので、個人情報に加え、他に回ってきたところがあるか、という欄があったので、多少悩みつつも一応嘘をついても仕方ないと思うので記入する。

記入中いったん席を外されていた担当の方が戻ってくると、まず見たのは他に回ってきた不動産屋がどこで、どのマンションを紹介されたか、ということ。嫌な予感がすでにしていたので、実は紹介されたところは全部覚えていたのだが、2つだけ伝え、残りは興味なかったので忘れました、と言っておいた。

すると、「お客さんの要望に合うようなところはなかなかないんですよねぇ」と言いつつ、駅の近くがよいと言っているのに駅まで徒歩20分かかる物件を勧めてきたり、予算額を伝えているにもかかわらず月の家賃が18万円の物件を勧めてきたりするので、「いろいろご紹介くださるのはありがたいのですが、そういうのには興味がありません。ネットで物件を見させてもらいまして、自分の条件に合う物件が4件あることは分かっています。そちらを内覧させてもらいたいのですが」と単刀直入に言ってみると、「ああ、そちらの物件ですね。全部決まりました。情報の更新が遅れることはよくありますから。それより、こちらの物件はどうですか。興味ありませんか。本当に借りる気はありませんか。ここで決めないとどこにも住めませんよ」とぞんざいな態度で対応される。

事前にミナージュさんから「駅前にあるような大手の不動産屋さんは、すでにないような物件も、客寄せのために公開しておくことがありますね。うちはホームページで公開している物件に関しては常に最新の情報にしていて、成約済みのものはすぐに外しますし、ご紹介する前に決まっていないかどうか全部確認しますし、伏見桃山にある物件はひとつ残らず全て網羅していますから、リストに載っている物件が大手さんと比べて少ないように見えても、安心してください」と聞いていたのは本当で、信じなかったことを激しく後悔。

結局隣の店員さんがそのうちの1件は先日空きが出た、ということを耳打ちしたので、1件だけ渋々ながら見せてくれることになった (関係ない電話で10分ほど待たせ、その間見るに見かねた別の店員さんが話に付き合ってくれたが……)。車まで案内されたが、車の中に入ってシートの上に長さ3cmくらいのタバコの吸い殻 (くわえる側ではなく、燃えかすのほう) が鎮座していて、もうこのまま案内されずに帰ろうかと本気で思ったが、見るだけ見よう、と思って車で2分ほど行ってもらう。部屋自体は丹波橋から徒歩1分、というか駅のホームがベランダから見えるくらいなので、これ以上近いところはないだろう、という感じで、電車の音とと日当り、あと隣との壁の薄ささえ気にしなければ、割と満足。

そして、駅も近くて条件には合っているので、妻と相談します、と伝えると、「そうですか、では仮押さえするために手付金を払ってください。家賃の1ヶ月ぶんです。礼金は3ヶ月分のところ、いま2ヶ月分でよいと大家さんに交渉して OK もらいました。手付金はキャンセルしたら全額返ってくるものなので、ご安心ください」と言うので (あとで知ったことだが、そもそもミナージュさんでは礼金は2ヶ月分でウェブに載せていた、つまりそもそも賃貸住宅サービスは最初から高い礼金を載せているわけだ)、さすがに妻に相談せず手付金を払う気はないし、手付金を払わずに他の人に取られるくらいなら取られていい、と考えていたのだが、まあとりあえず戻りましょう、と言うので車に乗る。すると、そのままオフィスに帰るのかと思いきや、「銀行に寄らなくていいですか? 家賃1ヶ月分ですので、手持ちないですよね?」と聞かれ、言われるがままに銀行に行ってお金を下ろさされる。

これってカツアゲとかなにかに近いのでは? と思いつつ、キャンセルしたら返ってくるなら……と思ってオフィスに戻り、「入居申込書」なるものを渡されて「ここに小町さんの情報とサインをお願いします」と言われて読んでみたところ、はっきり一番下に「手付金を放棄する条件で、本申込書をキャンセルすることに同意します」と書いてあり、明らかに説明と書かれていることが違うので、一応全部埋めた上で、「ちょっと本当に無理なので帰ります」と言って申込書も相手に渡さずに (あとで分かったことだが、渡していたらやばかった) 回収して席を立つ。

他に3組ほどお客さんがいたせいか、室内では丁寧な物腰だったが、「お送りします」と言ってついてきてドアから一歩出た途端、「お客さん、商売なめてませんか? こういうふうにしないと先に進まないんですよ?」云々と言われ、恐怖を感じる。そもそも最初からこんな態度を取られて信頼関係もへったくれもないので、先に進む気がなかったから、おっしゃることもごもっともなのだが。(自分の精神が落ち着くまで1週間寝かせてから書いているので、この日の記述はところどころ省略され、全体的にオブラートに包んだ表現になっている)

まあ、最初はあまり契約する気もないのに案内させたのがおかしい、と言われればそうだが、部屋の内覧をした時点では「これしかないならこの人を通すのは嫌だけど仕方ないか」とも思っていて、その後の直接銀行に連れて行かれたところとか説明がいろいろとおかしいところとか、他の要因で決定的に「この物件に入れなくても、ここで決めて後悔するくらいなら、入れないほうがいい」と考え直したので、全くボランティアや冷やかしで案内してもらったわけではない。

外に出てから、こんな扱いをされたことに対し、悔しくて涙をこらえつつ、しばらく落ち着くまでどこかで休みたい、と思って喫茶店で1時間ほど震えていたり。心底、妻と来ていなくてよかったと思った。こんな思いをするのは自分だけでたくさんだ。

少し回復してきたら、もういい時間になっていたので、最後ミナージュさんに (午後また来ます、と伝えていたので) 行ってみて、ミナージュさんのページにない物件を見たくて他のところに行ったら、これこれこういうことがあって、と説明したら、「ああ〜、大手さんに行くとよくあるんですよ。残念ながら、このあたりの不動産は競争が激しいので、それが現実ですね」と同情してくださる。むしろ100%信頼していなかった自分が申し訳ない感じだが……

それで、ミナージュさんを通して改めて物件を申し込もうとしたところ、なんと申し込みができなくなっていることが分かり、調べてみると、自分が「こことここを回った」と伝えたところ、回らなかったところも含めて自分の条件に合うところ全部に賃貸住宅サービスから申し込み順位1番で仮申し込みが入っていて、どうやらキャンセルされてしまったらしい (翌日分かったことだが、これはどうやら架空の名義を使った空申し込みで、賃貸住宅サービスで契約しなかった自分の邪魔をするために嫌がらせでやっていたことのようである)。

そういうわけで、当初今日決めてしまおうと思っていたが、仮申し込みが本申し込みかどうか判別つかないので、仮申し込みの期限が切れる木曜日まですみませんが待ってください、とのことで、部屋決めは持ち越しになってしまった。(ミナージュさんの話では、そもそも仮申し込みには手付金は必要ないので、賃貸住宅サービスさんはお金を担保に取っておいて、キャンセルしようとしたら店に来るしかないので、来たところをさらにあの手この手で押して契約させる、という営業スタイルだそうだ)

よくよく考えると自分自身、海外では部屋探しというかルームシェア探し & 決定はしたことがあるが、日本では寮か宿舎にしか住んだことがないので、不動産屋を自分で回って部屋を決めたことってなかったなぁ……(一応小さなところと大きなところを含めて東京で4-5軒回ったことはあるが、小さなところではこういうやり口は見たことがない。大手では微妙に上記のような感じで来られることがあった。結局、自分では決められず恥ずかしながら親に来てもらって一緒に決めてもらったが……)。自分が世間知らずなだけだが、世の中のみなさんはこんなのを乗り越えてきているのかと思うと、本当に脱帽する。

dekijpdekijp 2012/02/14 10:52 賃貸で何度か引っ越してますが、自分の運が良かったのか、感じ悪い不動産屋はあっても、ここまで酷いのに当たった事は無いなぁ。
違うか。賃貸でトラブルがあったら相談先が不動産屋という事もよくあるから、嫌な感じを受けたら辞めてるのもあるのか。

yuchan-cyuchan-c 2012/02/14 11:06 ......おつかれさまでした.......
なんか、どういう言葉で慰めるのかわからないくらい悲惨な仕打ちを受けたと気がします....
警察に通報できるぐらい仕打ちだと思うのは私だけではないでしょうか?
できればこれを中国語に翻訳して留学生のサイトで紹介したいです、
留学生が日本の事情を知らないため、部屋を探すときよくいじめられると聞きましたが、
恐らく上記のことは今まで聞いた最もひどい不動産屋だと思います。

自分は新卒のとき(@阿波国)と今回(@武蔵国)2回のみ不動産屋とやり取りをしました。
阿波国のとき、態度が気に入らない不動産屋も会ってしまったが、基本的には詐欺、脅迫と嫌がらせなどのことがなかった、
去年のときは時期が悪かった&自分が外国人だという事情で部屋の選択肢は少なかくて大変でしたが、
基本的には不動産屋(4軒回った)の対応は概ねに満足でした。
今からみれば自分は運が良かったかもしれない、
ただ、「桃山周辺の競争が激しい」だったら、不動産屋たちがサービスで勝負するではないか?と思いますが.........