北海道鶴居村で、くちばしが空き缶の穴に刺さったまま抜けなくなっているタンチョウ1羽が見つかり、環境省は、このままでは、餌を食べられずに衰弱するおそれがあるとして保護を検討しています。
このタンチョウは、先月31日に鶴居村にあるタンチョウの餌場で見つかりました。
タンチョウはくちばしが空き缶の穴に刺さったまま抜けなくなっていて、13日昼すぎにも餌場に飛来してきましたが、顔を体にうずめたままでした。
餌場の担当者などがタンチョウの状況を詳しく確認しようと近づくと、タンチョウはすぐに飛び立ってしまいました。
餌場でタンチョウの担当をする日本野鳥の会の有田茂生さんは「タンチョウは光るものに興味を示すので、誤って空き缶をつついたのかもしれない。餌が食べられず、日に日に衰弱してしまうので、環境省や動物園と相談して、なるべく早く対応をしたい」と話しています。
環境省などでは、このままでは餌を食べられず、衰弱するおそれがあるとして、このタンチョウが群れから離れたときなどを狙って保護することを検討しています。
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