社会

北海道から牧草のプレゼント
(福島県)
原発事故の影響で、放射性物質が検出され、県内産の牧草を乳牛に与えるのが自粛されるなか、北海道から県内の酪農家に安全な牧草が贈られた。
牧草を贈ったのは、北海道の天塩町で酪農を営む137軒の農家で、天塩町の関係者らから、牧草が県内の酪農団体の代表者に引き渡された。
贈られたのは、去年の夏に天塩町内で採取された250トンの牧草などで、船で運ばれていた。
*北海道天塩町・浅田弘隆町長インタビュー
「(酪農家は)餌の確保は命に関わることなので、これを天塩町の牧草で支援できれば」
*県酪農団体協議会・但野忠義会長インタビュー
「いま、輸入した牧草を高価な金で買って乳牛に与えていますんで、無償で頂けるのは非常に酪農家の経営にとっては助かると」
JA全農福島の調査では、県内全域の牧草から放射性物質が検出されているため、県内産の牧草は乳牛に与えるのを自粛していて、いまは輸入した牧草を与えている。
今回贈られた牧草は、県内の酪農家455軒に配られる。
[ 2/13 21:24 福島中央テレビ]