福島県は12日、福島市の農家で収穫した大根を加工し、市内で販売した切り干し大根から国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える3000ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。市内のJA新ふくしま農産物直売所5店で102袋(1袋50グラム入り)が既に販売された。県は販売元のJA新ふくしまに自主回収と出荷自粛を要請した。
品名は「干し大根」(千切り)で、1月14日~2月10日、農産物直売所「ここら」吾妻▽黒岩▽清水▽大森▽矢野目の5店で販売された。購入者には、食べずに連絡するよう呼びかけている。問い合わせはJA新ふくしま直販課(024・553・3657)。【三村泰揮】
毎日新聞 2012年2月13日 東京夕刊