最終更新: 2012/02/14 01:22

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橋下大阪市長率いる地域政党「大阪維新の会」の衆院選向け政権公約の概要が判明

大阪市の橋下市長が率いる地域政党「大阪維新の会」の衆院選向けの政権公約「船中八策」の概要が明らかになった。
首相公選制や参議院の廃止などに加え、年金については、支給時に一定の資産以上の人は掛け捨てとして、支給しないことも掲げており、議論を呼ぶとみられる。
橋下市長は「日本の進むべき、その道筋というものを、具体化していきたいと思います」と述べた。
橋下市長は13日夜、大阪維新の会の全体会議で、次期衆院選に向けた政権公約のたたき台を示した。
幕末の志士・坂本龍馬の「船中八策」になぞらえたという政権公約の中身とは。
橋下市長は「今までの日本の国のリーダーの選び方は、やっぱり変えなきゃいけないですよ。ここが1番ですよ」と述べた。
首相公選制や道州制の実現、年金などの社会保障改革など、8つの柱からなる政権公約のたたき台だが、中でも議論を呼びそうなのが、積み立て方式と掛け捨て方式を並立させるという年金制度の改革。
13日夜、大阪維新の会の浅田 均政調会長は「今の賦課方式はどこかで打ち切って、積み立てに移行していく必要があるなと。(掛け捨てについても?)そういう選択肢もあるね、と」と述べた。
掛け捨て方式では、受給開始時に資産のある人には支給せず、経済的に苦しい人だけが受給できる制度にするという。
この掛け捨て型年金に、街の人からは不安の声が聞かれた。
40代の人は「60歳の時に資産があっても、80、90になったら資産も尽きてくるわけだから」などと話した。
20代の人は「(受給の)ボーダーラインにいる人たちは、やっぱり自分がそうなる(もらえなくなる)かもしれないと思うと、払いたくなくなるんじゃないでしょうか」などと語った。
50代の人は「しょうがないんじゃないでしょうか。『橋下さんの考えだから、やってみたら』と思う方もいるんじゃないかなと思いますけどね」などと話した。
そんな中、FNNが週末行った世論調査では、橋下市長の国政への進出を64.5%が「期待する」と回答した。
これは、石原新党への41.1%、小沢新党への15.4%という期待度に比べ、断トツの数字となる。
また衆院選の候補者養成などのため、3月開講する維新の会の政治塾への応募者は、3,000人を突破し、その政治塾には、与党・民主党の現職国会議員までもが応募していた。
民主党の高橋昭一衆院議員は「はい、応募させていただきました」と述べた。
FNNの直撃に応募を認めたのは、民主党の1年生議員・高橋昭一衆院議員。
高橋議員は「わたしは、民主党を離党するつもりは、全くありません。民主党の人間として、勉強会に参加したいというのが趣旨です。民主党の持っているエネルギーと、今の大阪維新のエネルギーに、何ら差はないはずなんです」と述べた。
しかし、民主党議員からは「本当に何にも考えていない、ばかがいるんだなあ。そんなことしたら、足元を見られるだけだよ。応募して落ちたら、恥の上塗りだ」などと、冷ややかな声が聞かれた。
永田町にも波紋を広げる大阪維新の会は、今後、維新の会内部で議論を進め、2週間後をめどに政権公約の骨子を発表するという。

(02/14 00:03)


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