八ツ場ダム(群馬県)建設の条件として、政府と民主党が策定を確認した利根川水系の河川整備計画について、ダム建設に反対する同党の議員連盟は13日、策定にかかわる国土交通省の有識者会議の委員を全員解任し、建設反対派を含めて人選し直すよう前原誠司政調会長に申し入れた。
議連会長の川内博史衆院議員は「現在の委員はダム建設推進派ばかり。客観性や公平性を担保する必要がある」と指摘している。
国会内で前原氏と会談した議連メンバーは、八ツ場ダムの治水・利水の効果を疑問視している京都大の今本博健名誉教授ら専門家10人の名簿を提出。委員の半数以上を名簿から選ぶよう求めた。