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ハウス付着の土に放射性物質




東金市の第3セクターの業者が回収した農業用のハウスに付着していた土から、1キログラムあたり最大で5万8000ベクレルと、高い値の放射性セシウムが検出されたことが分かりました。

放射性セシウムが検出されたのは、東金市にある県の第3セクター「千葉園芸プラスチック加工」が、リサイクルのために回収した農業用のハウスに付着していた土です。土を保管していた場所で先月、高い空間放射線量が計測されたことから今月6日、この場所の土やすでに植木業者に引き渡していた土を調べたところ、1キログラムあたり最大で5万8000ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。国がそのまま埋め立てることができるとしている1キログラムあたり8000ベクレルの7倍を超えていますが、ハウスは千葉県内のほぼ全域で回収され、どこの土から高い値が検出されたのかは分からないということです。土は、東金市内の7か所の植木畑にあわせて140トンが運ばれていたということで、会社は回収して、防水シートをはった建物の中に保管する作業を進めています。この会社は、ハウスに付着している土の放射性物質の検査をこれまで一度も行っていなかったということで、13日千葉県庁で会見した吉野弘一社長は「土に放射性物質が含まれているとは思わず、認識が甘かった。植木業者や周辺の住民に不安を与え、誠に申し訳ありません」と陳謝しました。