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最終更新:2012年2月13日(月) 22時18分

千葉・東金、土から高濃度セシウム

 千葉県東金市にある産業廃棄物の処理を行っている第三セクターの施設内の土などから、1キロあたり最大で5万8000ベクレルという高濃度の放射性セシウムが検出されました。一部は市内の植木畑に運び出されていて、現在、回収作業が行われています。

 千葉県などによりますと、汚染された土が見つかったのは、県が出資する第三セクター「千葉園芸プラスチック加工」です。

 この施設では、農業用のビニールハウスで使用済みとなったビニールなどを細かく裁断した上で洗い流し、熱処理を加えて粒状のプラスチックをつくっていますが、この過程で出た土から、最大で5万8000ベクレルという高濃度の放射性セシウムが検出されました。「そのまま埋めても良い」とされている1キロあたり8000ベクレルのおよそ7倍の値です。

 汚染された土の一部は市内7か所の植木畑に運び出されていたことがわかり、現在、回収を急いでいるということです。千葉県では、「住民の健康に影響を与えるものではない」としていて、14日にも説明会を開く予定です。(13日19:56)

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