千体地蔵堂/愛知 │ 仏像ワンダーランド

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千体地蔵堂 2011/08/24千体地蔵堂 2011/08/24千体地蔵堂 2011/08/24千体地蔵堂 2011/08/24千体地蔵堂 2011/08/24

拝観情報
愛知県と岐阜県の境である木曽川の東に位置し、「西の八坂神社、東の津島神社」と呼ばれた 牛頭天王信仰の総本社である津島神社の門前町として繁栄してきたこの街に、 江戸時代の行脚僧「円空(えんくう)」が彫った千体仏が安置されている。
地蔵堂の中には厨子が入っており、その厨子の中に高さ39cmの善財童子と護法神像、14cmの韋駄天像が 一躰ずつ安置され、中央に(といってもその厨子の中の空間の殆ど全てを)地蔵菩薩を中心とした千体仏が安置されている。
中心の地蔵菩薩は高さ21cmで、その周りを5cm程の大きさの小仏千躰がまるで岩壁のように作られた光背にぎっしりと並べ付けられている。 地蔵菩薩の裾には、もともと六地蔵が付けられていたようであるがよく見ると今は8躰で後世に修復されていることが分かる。 発見された当初は、荒れた堂内で埃をかぶった悲惨な状態であった。その後、この像が円空の作であるということが分かり修復に出すのだが、小仏を掃除をし接着剤で止めるという修理の仕方で今では円空が付けた本来の位置に小仏はない。
それは小仏を一つ一つ見ても分かるのだが、右を向いたり左を向いたりとバラバラで統一感がない。 光背としての小仏であるなら放射状に付けられていたと考えることもできる。
また、厨子の隣には、円空とは別の鉈彫の仏像が数体置かれている。 これは、円空仏を修復に出す際にその下から出てきた仏像らしく、これは開扉時期でなくともガラス越しに拝見することができる。その像を円空仏と勘違いし紹介するHPなどもあるようだが、これは円空とは全く関係がない。
名称 千体地蔵堂 (千体地蔵堂)
宗派 --
本尊 地蔵菩薩坐像
本尊について 江戸時代延宝年間(1673~1681年)
木造
高さ21cm
公開 8月24日、GWの一日のみ(要確認)
その他の仏像 善財童子像、江戸時代、木造、高さ39.2cm
護法神像、江戸時代、木造、高さ39cm
韋駄天像、江戸時代、木造、高さ14.4cm
住所 愛知県津島市天王通り3丁目
電話番号 0567-24-1111(津島市役所)
公共交通機関 名鉄「名古屋」駅から名鉄津島線で約22分「津島」駅下車、徒歩10分
国道155号線、西尾張中央道などから津島駅に向かうと地蔵堂周辺や駅内に有料駐車場あり
駐車場 ナシ(近隣にコインパーク有)
拝観料 志納
拝観時間 ご開帳時は10:00~16:00
定休日 --
拝観時間の目安 10分~15分
拝観環境 地蔵堂の中に置かれた厨子の中に安置されている。厨子の中は防犯のため金網が張ってあるがそれほど苦にならない。
備考 8月23日・24日を開扉していたが、近年は高齢化も進み8月24日だけを地蔵盆のご開帳とされている。 他には天王川公園の藤まつりが開催される期間のどこか一日で通常はGWの天気の良い、一日のみお堂を開ける。GWのご開帳に関しては津島市役所産業振興課に事前に確認すると教えていただけるらしい。
HP ナシ
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ブログ http://butsuzoworld.blogspot.com/2011/08/1008.html

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