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2012年2月13日20時36分

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老人ホーム入所者に暴行容疑 介護福祉士ら3人を逮捕

写真:携帯電話を持ったまま、片手で乱暴に女性の服を脱がせるホームヘルパーの男拡大携帯電話を持ったまま、片手で乱暴に女性の服を脱がせるホームヘルパーの男

写真:女性の肩をたたく介護福祉士の女拡大女性の肩をたたく介護福祉士の女

写真:女性のほおを平手打ちする介護福祉士の男拡大女性のほおを平手打ちする介護福祉士の男

写真:女性が入所していた「はぴね神戸学園都市」=神戸市西区学園西町1丁目拡大女性が入所していた「はぴね神戸学園都市」=神戸市西区学園西町1丁目

 老人ホームの複数の職員が70代の女性入所者に暴行していたとして、兵庫県警は13日、神戸市西区の「はぴね神戸学園都市」の介護福祉士ら3人を暴行容疑で逮捕した。捜査関係者が明らかにした。家族が設置したビデオカメラの映像が決め手になった。女性は鎖骨などが折れており、暴行との因果関係も調べる。

 逮捕したのはいずれも介護福祉士の松田光博(40)=神戸市須磨区東白川台3丁目=、島田淳子(あつこ)(39)=同区高倉台8丁目=両容疑者と、ホームヘルパー節句田穣(せっくでん・ゆたか)(24)容疑者=兵庫県加古川市東神吉町神吉。

 捜査1課によると、3人は1月2〜3日、入所していた女性(73)のほおや腕をたたいたり、下腹部を圧迫したりした疑いがある。松田容疑者は「たたいたことに間違いない」と容疑を認めているという。島田容疑者は「たたいたことはない」、節句田容疑者は「腹を押したのは小便をさせるためで暴行していない」と否認しているという。

 家族らによると、女性は2010年6月に入所したが、昨年夏から「助けて」と訴えるようになった。不審に思った家族が今年元日にカメラを設置し、暴行を確認。女性を退所させて検査したところ、鎖骨とあばら骨が折れていた。家族は1月初めに県警に被害届を出した。

 施設側は1月21日、「虐待に気づかなかった」と家族に謝罪。3人は職場の人間関係などに不満があり、ストレスがたまって暴行していたと説明し、2月4日に懲戒解雇したという。

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