【福岡】万が一の原発事故に備え、県が放射線研修会

02/13 18:56 更新

福島第一原発2号機で、原子炉の温度計の1つが上昇を続けています。故障の可能性が高いとみられていますが、原発の不安定な状況は続いています。福島でまざまざと示された原発事故の恐ろしさ。玄海原発での万が一の事故に備え、福岡県が13日に初めて、放射線測定器の研修会を行いました。職員が真剣な表情で使用方法を確認しているのは、空気中の放射線量を測定する「サーベイメータ」です。福岡県は玄海原発の事故に備え、来月中に34台を県内全域に配備予定です。研修会は、緊急時に迅速、的確に放射線量を測定するため、職員にその知識と技術を身につけてもらうのが目的です。参加者は「万一に備えて県ができることを少しでも出来たら」「技術はしっかり学んでいきたいと思うが、身近に事故が起こらないよう、祈るばかりです」と話していました。福岡県はさらに、放射線量を常時測定する「モニタリングポスト」を現在の1カ所から7カ所に増やす予定です。