善師野駅から白山神社(四季の里)下付近の東海自然歩道をゆく仲間
馴染みの駅は善師野駅から
今回は東のコースへと出発した
名鉄広見線善師野駅へは一年振り?。そう言えば2000年12月21日、第17回目で「善師野か
ら継鹿尾山越え寂光院・犬山城コース」を設定して32名の参加だつた。
駅の傍らにある「東海自然歩道便所」の看板を見てこの駅に降り立ったことを思い出したと言う参加
者がいて苦笑して仕舞う。
また、1999年5月18日、第6回目「内々峠・八曽自然休養林・善師野」コースを11名の参加
者がウォークして善師野駅から乗車、帰路に着いている。
この駅は馴染みの駅だと言えるか?
善師野駅(9:30)から今回は東のコースへと出発した。
善師野駅から線路に沿って「可児方面」に向い、初めての踏切から線路を(右)に田圃のあぜ道(左)
を近道して東海自然歩道本道に入る。
後は東海自然歩道道標に従って白山神社(四季の里)下へ<写真上>とゆく。
上向野集落手前からは継鹿尾山を振り返り見る。<写真左下>
善師野は上向野集落から平谷池へ、国道41号線は名濃バイパスの東海自然歩道専用ガードをくぐっ
て東京大学演習林の尾根道をゆけば尾張パークウェイ奥下屋跨道橋を渡る。
そして、光学園への分岐手前で尾根道の休憩所(ベンチ)に着く。(10:20)
ここでの休憩では、恒例となつた「ウォークミニ学習」で、Hashimotoさんから「草木の分類と学名」
などの話をしていただく。<以下はその要旨−ちょっと難しかったか
動植物・魚類などの分類される単位は「種」であるが、種を比べてたがいに似た種を集め「属」とし
てまとめられる。
更に属を集めて「科」を以下順次「目」「綱」「門」と大きな群をつくってまとめられている。
また、各階級とそれより下の階級との間を、ときに応じて「亜」をつけて細分することがある。また
「節」「族」などの階級を使うことがある。
植物の名をサクラ・ユリ なとどと日本名(和名)で言っても日本以外では通用しない。
cherry・lilyなどと英語で言っても世界中の大部分の人には通用しない。分類学を学問として体系付
け、各植物の学問的位置付けをするためには、植物を世界の研究者が共通の名で呼ぶのが便利であり、
また必要なことでもある。そこで「学名」が生まれた。ラテン語で表記することになつている。
「属」と「種」の名をつけ植物の所属とその特徴を表現しょうとする命名がされ末尾に学名をつけた
責任者としての著名者名が付記される。
「善師野」から振り返り見る継鹿尾山(273m) 丸山池を過ぎてコースから望む尾張富士(275m)
休憩はそこそこに、かいた汗で体を冷やさない内に
寒いから「休憩はそこそこに、かいた汗で体を冷やさない内に、ウォークを!」で、ゆきますと、
皆に告げて早々の出発とする。
「尾張パークウェイ今井料金所」の ガードをくぐり「丸山池」へ「丸山池」を過ぎて<写真右上>
「四ッ家集落」からは「今井開拓パイロット農場」への林
道を登ってゆく。「開拓パイロット農場」と道標のある地点に至れば、あんなに晴れていた天気が、
にわかに粉雪の舞う天気と一時なる。(11:20)
車道から、開拓地の縁沿いの尾根道に設けられたコースに入って、奥入鹿の五条川を渡る
「奥入鹿大橋」をめざす。落葉道で適当なアップダウンの地道コースは快い歩きとなる。
(註)開拓農場は、開拓で果樹「柿」の栽培がされたが成功せず? 現在、耕作放棄農地がみられる。
写真左=四ッ家集落から「今井開拓パイロット農場」への休憩所で、サクラの蕾(つほみ)は未
だ固し。
中=「今井開拓パイロット農場」の縁沿いにゆく落葉道の東海自然歩道コース。
右=寒風を避けて昼食をとる仲間の輪。手前は東海自然歩道コース道標。
開拓地の縁沿いの尾根道から林道に出て、林道脇で休憩して昼食とする。(12:00)
そして、「鞍馬教会寺」(213m)をへて「奥入鹿大橋」へと下ってゆく。
「奥入鹿大橋」からは五條川を遡る本道から分かれ、やがて来る田植えに備えて早くも満水となって
いる入鹿池を右手に眺めながら湖畔の県道16号線(側道)を入鹿池遊園(堰堤)へと北風の中をゆ
く。そして明治村正門に到着。=14:40全員到着
明治村正門前発15:00、犬山駅ゆきバスに乗車で帰路に着く者14名。
オプションコースで 明治村から尾張富士(275m)に登り、山頂の浅間神社奥の院からは
参道を下山するコースを選択した者16名。
(註)尾張富士登り口は明治村食堂前の道路の境界フェンス右側からである。
<登り口に案内道標有>
尾張富士バス停からは、犬山駅ゆきバス15:54発に乗車する者14名。名鉄小牧線羽黒駅まで
(2.5km)を、更にウォークして上飯田方面へ帰路につく者2名。
俳 句−参加者のokadaさんが詠んでくれました。
東海自然歩道今井開拓地の尾根道で・・・大きな木の大きな落葉朴葉かな
落葉道リュックの鈴が鳴っている
入鹿池湖畔に来て・・・・・・・・・・・青鷺や如月の池かがやいて
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鞍馬山教会寺から望む彌勒山・道樹山。その右向こうに霞むは猿投山。
(いずれも山越えの尾根道が東海自然歩道ルートです。)
鞍馬山教会寺から望む入鹿池。山を下って左の湖畔道路を明治村(右)へとゆく
(註)入鹿池は尾張東部の農業用ため池として寛永10年(1633年)造られた。 四国香川県
の満濃池につぐ日本有数の溜め池です。
(面積約166ha.周囲約16km.容積約1500万立方メートル)
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(註1)国土地理院地形図 1/25000=「犬山」「小牧」「小泉」「高蔵寺」
(註2)犬山市の情報は犬山市ホームページで調べた。
(註3)名鉄犬山線・広見線の電車時刻と乗車賃、明治村から犬山駅までのバス時刻と乗車賃は、
名古屋鉄道ホームページで調べた。
(註4)タクシー利用の場合は名鉄タクシー犬山無線配車センター0568−61−0195叉は犬山タクシ
ー(合同タクシー)0568−61−0301です。
(註5)トイレ情報=善師野駅(東海自然歩道便所)、今井パイロット農場縁沿いコース、鞍馬山教会、明治
村の正門に向かって右とバスロータリー左にあります。(入口で係員に尋ねて下さい。)
第6回の「内々峠・八曽自然休養林・善師野」コースも関連で是非御覧下さい。
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