米国のテコンドー教室で性暴行事件が発生、逮捕された男は元五輪代表

米国アトランタにあるテコンドー教室で、この教室を経営する韓国人の男が、教え子の10代の少女と性的関係を持ったとして逮捕されたことが分かった。この男はテコンドーの元国家代表で、CNNテレビに出演するなど名の知れた人物といい、現地では大きな衝撃が走っている。

アトランタジャーナル（AJC）などのメディアは1日、アトランタ北西部マリエッタでテコンドーアカデミーを経営する男（32）が、未成年者と性的関係を持ったとして、性暴行や児童誘引の疑いで警察に逮捕されたと伝えた。

男は３年前に教室に通っていた当時14歳の女子生徒と性的関係を持ち、その後1年間に渡って不適切な関係を続けた疑いが持たれている。女子生徒の両親がこの事実を最近になって知り、警察に通報したことから発覚した。

男を真面目なテコンドー教師と信じていた父母からは、「子どもたちに何と言ったらいいのか分からない」、「事実でないと信じたい」と困惑の声があがっているという。

移民二世という男は、テコンドー６段の実力を持ち、米国テコンドー選手権大会で２度優勝、五輪の国家代表も務めたという輝かしい経歴の持ち主。道場には太極旗が掲げられ、授業では韓国型の指導方式を導入するなど韓国武芸の普及に励んでいたとされる。

また、男の父親は韓国メディアのインタビューに「刑事らが道場に来て『署名をすれば問題ない』と言ったから署名したところ（警察署に）連れて行かれた」と語り、息子の潔白を訴えていることから、現地の父母らの間では、男を逮捕した警察の捜査は信じられないといった雰囲気が広がっているという。

参照：米で有名韓国人テコンドー館長、10代少女と性関係 - 毎日経済
参照：米、有名韓国人テコンドー館長「10代と性関係」で拘束 - 聯合ニュース

（文：林由美）

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