JA福島中央会(庄條徳一会長)など福島県内の農業5団体が26日、県庁で佐藤雄平知事あてに、来年度産のコメから今年度産に続き、基準値を超える放射性物質が検出されないよう、作付け前の農地の除染対策などを求めた。作付け制限についても、国が生産者への説明責任を果たし、作付け再開への道筋を明確化するよう要請。
このほか、低線量のコメを食用以外に転用できるよう、県内に国営のバイオエタノール精製プラントを設置することも求めた。近く国に同様の要請を行う。庄條会長は「基準値を超えるコメは二度と出さない。そういうコメは作付けしない、出荷しないのが最大の目標だ」と述べた。【乾達】
毎日新聞 2012年1月27日 地方版