警察庁が15日まとめた1~11月の犯罪統計(暫定値)によると、刑法犯認知件数は、前年同期から9万5633件(6・5%)減の136万9279件で、通年での認知件数は昨年を下回り9年連続で減少する見通し。検挙率は前年同期比で0・2ポイント減の31・6%だった。
東日本大震災の被害が大きかった岩手、宮城、福島の3県では震災発生後の3~11月の認知件数を分析。前年同期比で17・6%減少したが、東京電力福島第1原発事故を受け立ち入り禁止となった警戒区域の大半を管轄する福島県警双葉署管内では、窃盗犯が253・8%増となった。