中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

真央トリプルアクセル跳べた!! 2位も“武器”取り戻して笑顔

2012年2月13日 紙面から

女子で2位になった浅田真央のフリー=コロラドスプリングズ(共同)

写真

◇フィギュアスケート四大陸選手権

 ▽第3日▽11日▽コロラドスプリングズ(米コロラド州)・ワールドアリーナ▽女子フリー、ペアショートプログラム(SP)など▽ペン・田中一正

 女子フリーで、SP首位の浅田真央(21)=中京大=は、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が回転不足となるミスが響き合計188・62点で総合2位。SP2位のアシュリー・ワグナー(米国)に逆転された。SP3位の村上佳菜子(17)=愛知・中京大中京高=は、後半にミスが続き合計169・32点で総合4位となり表彰台を逃した。

 “武器”を取り戻した真央の顔は、最後まで明るかった。今季初のSP、フリー両方でのトリプルアクセル挑戦。3年ぶりの連続3回転ジャンプは回避したものの、「目標のトリプルアクセルを跳べてすごくうれしい」とご機嫌だった。

 今大会2発目のフリーのトリプルアクセル。SPよりもクリーンに右足1本で着氷。ところが、SPに続き回転不足の判定だ。「回ったと思った。残念だけど、跳べたというのは自分にとってすごくプラス。良い部分を自分の中に入れていきたい」と前向きだった。

 SPに続きフリーも衣装を変えた。同じ薄紫色でも、デザインを一新。ふんわりした生地で覆われた“天女”のような衣装は、高地コロラドで軽々とジャンプを跳ぶ真央にピッタリ。「ジャンプが回っていたので、すごく自信になった。“地上”に戻ったら跳べるか不安だけど」と発言もそれにふさわしかった。佐藤信夫コーチ(70)も「(トリプルアクセルは)きのうより良かった。もうちょっとで何とかなる」と復活間近の判断した。トリプルアクセル以外にも、数年間続いた3回転ルッツジャンプのエッジ踏み切り違反を取られなかった。1年半の地道な指導が実った形で「全体的に少しずつ良くなってきている」と着実な前進を認めた。

 「世界選手権(3月、フランス・ニース)ではSPとフリーでトリプルアクセルを跳ぶことと、ジャンプのマイナス部分をなくすことが目標」と力強く誓った真央。昨年は6位と沈んだ世界の舞台で、真の“復活”を遂げる。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ