福島県の警戒区域や津波被災地で車などを盗んだとして、福島、埼玉両県警は10日までに、窃盗容疑で男2人と塗装工の少年(19)=東京都八王子市=を逮捕した。捜査関係者によると、一部は「住民が避難していると知り、数十件の盗みをやった」と供述しているという。
男2人はいずれも住所不定、埼玉県川越市出身の無職原広樹容疑者(25)=住居侵入の罪で起訴=と、鹿児島県鹿屋市出身の無職小田泰久容疑者(23)。
逮捕容疑は、原容疑者と少年は共謀し昨年3月12日~4月16日、警戒区域の福島県富岡町の住宅敷地に止めてあった乗用車1台を盗んだ疑い。