オリンパスが13日発表した2011年4~12月期の連結決算は最終損益が330億円の赤字(前年同期は58億円の黒字)だった。映像事業で資産の減損処理を実施したことや、繰り延べ税金資産を取り崩したことが響いた。
売上高は横ばいの6246億円、営業利益は19%減の259億円となった。医療事業は東日本大震災で部品不足になった影響で、営業利益が12%減となった。デジタルカメラは高付加価値モデルの販売が欧州やアジアで好調だった。カメラ事業を含む映像事業の営業損益は38億円の赤字(前年同期は77億円の赤字)に改善した。タイ洪水の影響は10~12月期に売上高で50億円、営業利益で10億円のマイナス要因になった。
12月末時点の純資産は437億円(前年同期は1155億円)、自己資本比率は4.4%(同11%)だった。
12年3月期通期の連結売上高は前期比1%増の8540億円、営業利益は6%減の360億円、最終損益は320億円の赤字(前期は38億円の黒字)を見込む。年間配当は無配(前期実績は30円)。通期予想は損失隠し問題の影響で算出困難として従来は「未定」だった。〔日経QUICKニュース〕
オリンパス、最終損益、営業利益、デジタルカメラ、営業損益
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