NHK長崎県のニュース 長崎放送局
原発避難計画明らかに
佐賀県の玄海原子力発電所の事故に備え、長崎県は、離島をはじめ、原発から30キロ圏内の住民の詳細な避難先などを盛り込んだ暫定的な災害対策計画案をまとめました。
県は東京電力福島第一原発の事故を受けて、玄海原発の事故に備えた防災計画の見直しを進めていて、このほど原発から30キロ圏内に入る松浦、壱岐、佐世保、平戸の4つの市の6万2千人あまりの住民の詳細な避難先などを盛り込んだ暫定的な災害対策計画案をまとめました。
それによりますと、全域が30キロ圏内に入る松浦市の住民は、30キロ圏外の東彼杵郡の3つの町に設けられるあわせて70か所あまりの学校や公民館などの避難所に避難します。
避難は原則、自家用車を利用することとしていて、松浦市の離島のうち、本土との間にかかる橋を通って陸路での避難が可能な鷹島と福島の住民は、いずれも波佐見町に避難します。
一方、橋が避難指示の範囲に入って通行できなかったり橋がなかったりして船で避難する離島の住民は、いったん松浦市の1次避難所に集まったあと、市が準備する車両などで指定の避難所へ避難します。
またこのほかに、▽佐世保市の江迎町、吉井町、世知原町の一部、それに平戸市田平町の一部は佐世保市南部へ、▽平戸市の離島の的山大島、度島、それに平戸島北部の一部は平戸島の中南部と生月島へ、▽壱岐市の郷ノ浦町と石田町の一部は壱岐市の北部へそれぞれ避難します。
県は、この計画案を2月13日開かれる地域防災計画の見直し検討委員会に示した上で、正式に決定することにしています。
02月13日 12時36分
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