近畿地方、今日はむちゃくちゃ寒かったですなあ。昨夜から風邪を引いたんか、喉がむちゃくちゃ痛くで咳がばんばん出てほとんど眠れず、つらい一日でした。でも症状を考えるとどう考えても急性上気道炎。インフルエンザとは違って抗生物質がスパっと効くタイプの病気やと自己診断して、今朝は手持ちの抗生物質をMax量飲んで会社行きました。

手前味噌ですが、わが社の抗生物質、よう効きますわ。朝ものすごく辛かった咳きと喉の痛みが昼すぎにはたいぶマシになってきて、昼にさらにMax量追加で薬飲むと、夕方には喉のかゆみ感がほとんどなくなってきました。よう効くええ薬です。明日はちゃんと仕事できそうです。

そんな病をかかえながら今日は朝から大阪府池田市で仕事です。9時30分に着くように阪急電車で行ったんですけど、駅おりてびっくり。むちゃくちゃ寒いんですわ。自分が風邪引いてるせいもあるんやけどこの寒さ、はんぱやないです。

実はちょうど昨日、私が故・桂枝雀師匠の次に尊敬申し上げる桂米二師匠の落語会に参加させていただいておりまして、その演目がちょうど「池田の猪買い」だったんです。ちょうど前日にそれを聞いてるもんやから、今日池田に来たときに「池田」=「猪肉」を連想しました。こんだけ寒かったら猪鍋でも食べたいなあ。私やのうてもみんなそんなこと考えます。

昨日、落語を聞いた直後から「猪鍋食べたいー」っちゅう口になってるもんですから、今晩は絶対食べたろってお昼前から考えてます。仕事はお昼前に終わったんですが、落語にあるように池田の「新しい猪肉」を求めて駅前をうろうろしました。新しくなければ「冷え症」は直らないそうでっさかいなあ。でもぶらぶら歩いても現代の池田の町には猪肉は売ってませんでしたわ。

午後は大阪市内で仕事をして、夕方18時前には仕事が終わったんで、帰りは京阪電車で淀屋橋から出町柳へ。出町柳から歩いて寺町今出川にある猪肉専門店の「改新亭総本店」に立ち寄りました。京都市内の店ですのいわゆる「新しい猪肉」かどうかわかりませんが、とりあえず”猪鍋食べたい”という欲求を満たすために猪肉を買うことにしました。

店に入ると猪肉は5ランクあります。

”特選”と名づけられた一番高い肉は一番脂身がおおいところで100g1800円ですわ。その下が1500円、1200円、1000円とあって、最後に切り落としっちゅうやつが300円であります。そこで聞いてやりました。

「100gの300円の切り落としはどう使いますのん?」

そうすると店主が答えるには

「鍋には使いにくいけど、佃煮とか汁ものの具とか・・」

まあ、味はあまり期待できんっちゅこってすな。そう言えば昨年の3月に兵庫県でABC篠山マラソンに参加しましたが、その途中で振舞われていた”しし汁”に入っていた猪肉はこんな感じでしたわ。でもあれはあれで33km地点で疲れているところに適度な塩分補給できてうれしかったですけど。

で、問題はどのレベルの肉を買うかですわ。年に1回食べるか食べへんかなんで、できればええ肉食べときたいんですが、100g1800円となると300g買っても4800円。ちょっと高いなあ。それで、1つだけランク落として100g1500円のものを買うことにしました。

みなさん覚えときなはれや。こういうもん買う時はgで指定したらあきまへんで。必ず円で指定するのがセオリーです。今回もこう言ってやりました。

「100g1500円の肉、5000円だけ頂戴!」

注文を言う時点でパーンと5000円札を出します。店の店主は300g強の肉を盛る訳ですが、なかなか300gぴったりとは行きません。ハカリに乗せたところで4675円とかなりますと、次の1枚をどう乗せるかですわ。猪肉なんで1枚が非常に大きいので、追加で1枚乗せると一気のオーバーして5900円とかになります。

店の店主、それを見て最後に乗せた1枚を取りだし、半分に切って再度乗せました。そうするとハカリは5612円を示します。さらにもう半分に切るいうのもおかしいんで、結局店主はこう言います。

「こんだけで5000円でいいですわ」

そうなんです。みなさん、お肉を買う時はgで指定するんやなくて円で指定する方がお得なケース多いっちゅうこと覚えておかはった方がよろしいえ。

家に持ってかえって、早速昆布とカツオで取ったダシに白みそと赤みそをブレンドして山椒をたっぷりつかっていいスープを作りました。根菜をたっぷり使ってできた猪鍋。むちゃくちゃおいしいですわ。至福です。熱燗飲んでええこんころもちになってきました。最後にとどめの抗生物質をMax量飲んですかっと寝て、上気道炎を明日の朝にはきっちり治したいと思います。

今日のBlogは短めですが、もう寝ますので今日はこれで失礼します。