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職員自殺質問で橋下知事逆切れ (2011年1月25日更新)
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大阪府の幹部職員、商工労働部の中塚伸雄参事が自殺した問題は、ようやくある府議の勇気ある質問から橋下徹大阪府知事がその責任を認めざるを得なくなることによって表面化した。ところが、事もあろうに、橋下知事は責任を認め自らの言葉の問題や指示について反省するどころか、質問をしたこの府議に対し誹謗中傷ともとれる発言があったと逆切れし、議長に対処するように求めていることがわかった。
この府議は東大阪市選出の自民党の宗清皇一議員。宗清議員は去年十二月十四日の常務常任委員会で、自殺した職員の問題に触れ、「知事は即座に事実の詳細を知る立場にありながら、適切な行動をとっておりません。知事が責任を感じるとおっしゃるなら、適切な行動をとる機会はいくらでもあったはずです。ご遺族のもとにお悔やみに行かれたのでしょうか」「知事はよその組織に文句を言う前に、自らが長を務める組織である大阪府庁が、今どのような状態になっているか、しっかり足元を見て発言し、行動を取るべきであります。あなたの自己満足と自画自賛で多くの人が傷ついていることを自覚してください。大阪府知事として、責任ある発言と行動をとってください」と知事の責任を追及し猛省を促した。至極まっとうな質問である。
ところが、橋下知事は「無責任に放置してきたかのような発言は、到底見過ごすことができません。当職としては、今回の残念な出来事を深く受け止め、事実関係の調査やご家族に対する丁寧かつ真摯な対応を関係部局に指示するとともに、自らの発言と行動については、ご家族のご心情に配慮しながら、慎重に対応してきたところです」と状況把握を指示し、遺族に対する対応を行っていたというのだ。
であるなら、当該局は遺族に対し公務災害の説明などをそれまでにしてきたというのか。また事実関係の調査についてどういう仕事をさせていたのか、かなり過重になっていた疑いについて人事当局は通り一辺の把握しかしていなかったのではないか。幹部だけでなく同僚や部下などから匿名で調査したのか。そして知事が当該局の仕事のやり方を指弾した台湾の出張の段取りについて誰が中塚参事に伝え、叱責したのかなどの事実をきちんと把握したのか。関係者の話ではそうした把握は全くなされていないようだ。
しかも叱責の責任が自らに及ばないように隠ぺいを図った幹部がいると指摘する声が強い。もし橋下知事が対応していたというなら隠ぺいの指示を出していたというのか。
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