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【サッカー】

反町監督 U−23関塚監督にエール

2012年2月13日 紙面から

 今季J2に昇格した松本山雅の反町康治監督(47)が11日、ロンドン五輪出場に挑むU−23代表の関塚隆監督にエールを送った。5日の五輪アジア最終予選でシリアに敗れ、総得点差でC組2位に転落。4年前に五輪代表チームを指揮し、予選ではまったく同じ展開を経験した反町監督は「(チームを)大きく動かすな」とアドバイスを送った。

 4年前の北京五輪に至る道のりも、今回と同様に険しかった。最終予選第4戦でカタールに敗れ、総得点差で首位から転落。当時のチームを率いた反町監督は「そうだね。帰国しても1週間は眠れないし、頭から離れない。『こうしていればよかったな』なんて。大変だったな」としみじみと振り返った。

 2位に後退し、残り2試合で少しでも多くの得点を取って勝たなければならないのは、今回の最終予選と同じ状況。だからこそ、関塚監督の心理は手に取るように分かる。

 「オレの時はベトナム、サウジが残っていて、全く同じだね。今考えたら、テンパッてたんだろうね。点を取らなきゃいけないからってマイク(ハーフナー=当時は横浜M)をメンバーに入れようとした。入れたことのない選手をいきなり入れても難しい。結局、興梠(鹿島)を入れて活躍してくれた」

 反町監督が言いたいのは、得点だけを意識して本来のチームの形を崩すなということ。「まあ、周りも協会も焦るから大変なんだけどね」と苦笑いを浮かべた。

 「日本は間違いなく火事場のバカ力はシリアよりある。楽じゃないと思うけど(関塚監督は)ちゃんとやると思いますよ」。苦境の関塚監督へ、温かいエールを送っていた。 (荒川敬則)

 

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