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【プロ野球】

ウル虎 隼太 切り込み隊長

2012年2月13日 紙面から

 阪神・伊藤隼太外野手(22)=慶大=が12日、実戦デビュー戦の日本ハムとの練習試合に「1番・中堅」で先発出場。初打席初安打を放つなど2安打1打点で上々の初陣を飾った。

 胸が高ぶるプロ実戦初打席、伊藤隼が追い込まれながらも粘り強く食らいついた。初回、カウント1ボール2ストライクから、中村の4球目直球をセンター返し。打球はしぶとく二遊間を抜けていった。

 「とにかく思い切って振っていこうと思いました。打った瞬間? 必死でしたので走塁のことを考えていました」。キラ星ルーキーの“プロ初安打”が、初回の5安打6得点の猛攻を呼び起こした。和田阪神の初得点となる先制ホームもしっかり踏んだ。9回にも2死一、二塁で、左腕の宮本から2本目の安打となる右前打を放ち、初打点もマーク。「何か回ってきそうな予感はしていました」。勝負強さを求められる場面でも結果を残した。

 攻撃の起点として初勝利に貢献した伊藤隼について、和田監督は「ゲームになると変われる選手やね」と実戦向きな部分を高く評価。片岡打撃コーチも「チームに勢いを出してくれた」と称賛した。「自己採点? 50点くらいじゃないですかね。ヒットも2本打ちましたが三振も2つしたので。守備も走塁もまだまだやるべきことがあるので」と伊藤隼。モットーの泥くささを前面に出し、実戦でしっかり自分を出した。 (中谷秀樹)

 

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