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【プロ野球】

大田 レギュラーへ3割指令

2012年2月13日 紙面から

紅白戦 5回表1死二塁、先制タイムリーを放つ大田。後方中央は原監督=宮崎・サンマリンスタジアムで(潟沼義樹撮影)

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 開幕スタメンを狙う巨人の大田泰示外野手(21)に12日、高いハードルが設定された。この日行われた今年最初の紅白戦に、紅組の1番・中堅でスタメン出場し2安打1打点と、勝負の4年目を快調に滑り出したが、首脳陣は「オープン戦で打率3割」をレギュラーへのノルマとした。

 快晴、微風のサンマリンスタジアムに、いきなり快音を響かせた。プレーボール直後。左腕・金刃の初球を捉えた打球が左前に弾んだ。第3打席には、西村に追い込まれながらも、一、二塁間を破る適時打。コンパクトなスイングで強い打球を目指してきた成果を見せた。

 東海大相模の先輩でもあり、期待を寄せる原監督は「いいスタートは切れたんじゃないでしょうか」とニンマリ。喜びを抑えながら「みなさんが自信をつけることを書いてくれれば、本人もうれしいでしょう」と取材陣を見回したが、レギュラー取りは始まったばかり。甘くはない。

 三塁手として勝負する道を捨て、昨季途中に外野手に転向。今季は、左翼にボウカー、右翼には中堅から長野が回り、大田と松本哲が残る1枠を争う構図となっている。この日、ライバルの松本哲は3タコ。まずは大田が先勝した格好だが、岡崎ヘッドコーチは「オープン戦の結果が重要。当然、打率3割以上は打たないといけない」とハードルを設定した。

 ドラフト1位で鳴り物入りで入団して4年目。そろそろ結果を出さないといけない大田は「自分らしいプレー、自分の色をしっかり出したい。結果を出せば、監督にも使ってもらえると思う」と力を込めた。18日に始まるオープン戦が本当の勝負になる。 (井上学)

 

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