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チョコレートを、カレーやラーメンの隠し味に、野菜のディップにいかが――。菓子メーカー各社が、チョコの新たな食べ方を提案している。消費者のチョコ離れが進むなか、1年で最もチョコが注目されるバレンタインデーを前に、「アイデア合戦」も熱を帯びている。
新鮮なミニトマト、ニンジン、サツマイモを、溶かしたチョコをヨーグルトと混ぜたディップにつけて食べる。東京・JR立川駅にある野菜専門店「ハピマルシェ プチ」では、14日までこんな食べ方を試すことができる。東京都内の主婦(29)は「食べる前は合わないかと思ったけど、おいしい」と驚く。家でできるセットも販売している。
これは、チョコ大手の明治が昨秋から提案している「チョコベジ」という食べ方。小学校の先生や親子向けに試食会も開いており「野菜嫌いの子どもでも、抵抗なく食べられる」と好評だという。菓子マーケティング部の菊池二郎さんは「全く違う食べ方でチョコのよさを再認識してもらえば」と話す。