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2012年2月12日23時1分

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プーチン首相、罰金2500円払う 集会参加者多すぎて

 3月のロシア大統領選で返り咲きをめざすプーチン首相が、罰金1千ルーブル(約2500円)を支払った。理由は、2月4日にモスクワで開かれた親プーチン派の集会に警察への届け出以上に人が集まりすぎたため。この集会は、同じ4日の反プーチン集会に対抗して催され、警察発表では参加者数で上回った。今回の罰金は、「数」での勝利を改めて見せつけた形だ。

 インタファクス通信によると、親プーチン集会の主催者の一人で政党「ロシアの愛国者」のコルネエワ副代表が11日、「プーチンさんから選対本部を通じて受け取った」として、銀行で1千ルーブルを支払った。同副代表は「問題は額ではない。彼は支持者たちを道義的に支援してくれた。感謝しています」と述べた。

 ロシアでは政権与党が辛勝した昨年末の下院選で不正があったとして大規模な反プーチン集会が相次ぎ、今月4日の3回目の集会には警察発表で3万6千人が参加。これにぶつけて政権支持派が開いた集会には警察発表で13万8千人が集まり、集会許可を当局に申請した際の予定数1万5千人を超えたという。(モスクワ=副島英樹)

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