仙台市・岩沼市の給食献立まるごと放射線測定の結果について
テーマ:給食市教委では、昨年9月29日から、毎週木曜日に給食で使用される頻度の高い食材を2~3品ずつ放射線計測(検出下限値は10ベクレル/kg)を行い、翌週火曜日に公表するようになっています。
最新の1月11日計測分まで、一度も10ベクレル/kg以上を検出されたことはありませんが、
1.検査している食材は、実際に給食で使用されているものではなく、市場から調達している食材である事。
2.高い数値が検出された場合、公表されないおそれがある事。
3.牛乳やコメなど、毎日使われている食材に関しての計測がない事。
以上3点の不安を訴える声が、会員から寄せられてきました。
その声をもとに、仙台市教育委員会健康教育課に対し「献立まるごと」検査の実施を求めましたが、「生徒・児童が食べてしまってから計測するより、食べる前の計測が重要」との見解により難色を示されました。
当会では、毎週2~3品、しかも、実際に給食で使用されるもの以外の食材を計測していても、実際の給食にどれだけの放射線量があるのかわからず、児童・生徒がいったいどれだけの被曝を受けるのかつかめないため、給食献立まるごと放射線測定の必要を強く感じ、昨年12月に仙台市内3検体、岩沼市内1検体の計4回「給食献立まるごと」放射線測定を実施いたしました。
測定結果については、既に検査機関である「小さき花市民の放射能測定室SSS」よりツイッターにて公表されておりますが、改めて当ブログにて公表いたします。
◎1回目 仙台市の某給食センター12/13調理分、測定時間3600秒でヨウ素検出せず、セシウム134-検出せず(<1.42)、セシウム137-検出せず(<1.35)
◎2回目 仙台市の給食計測(自校調理)12/14調理分、測定時間1800秒でヨウ素検出せず、セシウム134-検出せず(<3.25)、セシウム137-検出せず(<3.03)
◎3回目 仙台市の某給食センター12/20日調理分、測定時間1800秒でヨウ素検出せず、セシウム134-2.62ベクレル(3σ誤差±1.98)セシウム137-3.34ベクレル(3σ誤差±2.45)セシウム合計5.96ベクレル/kg(3σ誤差±3.15)
◎4回目 岩沼市の給食計測(自校調理)12/21日調理分、測定時間1800秒でヨウ素検出せず。セシウム134-検出されず(<3.73)セシウム137-検出されず(<3.60)
以上の通り、4回中3回が不検出。検出されたケースも、暫定基準値の500ベクレル、今年改訂される予定の新基準値50ベクレルを大きく下回りました。
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1 ■無題
教育委員会の食品測定が給食に利用されるものではないとは初めて知りました。驚きです。
給食丸ごと測定は、魅力的ですね。実施されたなら安心して給食を食べさせることができます。
ところで、市が難色を示している中、どのようにして検体を入手されたのでしょうか。正当な手続きの上でしたら安心なのですが、そうではないのならばその行為に疑問を禁じえません。
もし、給食を無断で持ち出しての計測ならば、問題行為だと思うのですが、どうお考えですか?
子どもを守るためならば何をしても良いわけではないと私は考えます。
正規の手続きを踏んだ上での検体入手でしたら、大変失礼な発言を長々と申し訳ありませんでした。