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【栃木】

避難者らへの偏見防ごう! 震災から1年3月11日に「復興応援メッセージ」

「悲劇を繰り返さないよう発信したい」と訴える沖井さん(中央)=県庁で

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 いじめの撲滅を訴えている「いじめバイバイライブ実行委員会」は、東日本大震災から一年となる三月十一日、さくら市で「復興応援メッセージ」と題したライブを開催する。福島第一原発事故による空間放射線量が比較的高い地域の人や、福島県からの避難者への偏見などが生じないよう願う催しだ。 (石井紀代美)

 実行委のメンバーが十八日、県庁で会見して明らかにした。二〇〇七年から、ほぼ毎年「いじめバイバイライブ」と銘打って、さくら市内で歌やトークを通じ、いじめ撲滅を呼び掛けてきた。今回は原発事故などが懸案に。福島県から避難してきた子どもや、空間放射線量が比較的高い栃木県北部などの子どもが、将来いじめや偏見を受ける恐れもあることを心配して企画した。

 会見した広島市出身で、さくら市在住のシンガー・ソングライター沖井博行さん(48)は「小学生のころ、(広島の)原爆被害を理由に、親戚の結婚が破談になったことを覚えている。悲劇を繰り返さないよう、メッセージを発信したい」と力を込めた。

 ライブ会場は、さくら市桜野の氏家公民館。沖井さんの歌やトークのほか、大田原市在住の芸人吉田てくろうさん(34)、長渕強気(つよき)さん(33)によるパフォーマンスが繰り広げられる。震災で矢板市の実家が半壊したアニメーションディレクター横田光隆さん(35)による映像も紹介される。

 ライブは午後一時から同五時まで。入場無料。問い合わせは実行委事務局の橘川さん=電080(7073)2556=へ。

 

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