癒されない系サイト
● さっきからずっと吐き気が消えない。
● 少し、パソコンから離れて生活しようかと思います。
2012/2/12(日)
【お知らせ】リベンジ版楠木坂オン会はつつがなく終了しました。
 たくさんのご参加ありがとうございました。最初はどちらの会場にも全然集まらなかったので心配しましたが、初参加の方も多く来場いただいて、無事終了しました。この感じでしたら次回も同様分科会方式で開催したいと思います。どうもありがとうございました。
2012/2/10(金)
● はー、虚構新聞に関する諸々で今日は少し疲れました。フォロワーが2万3千人もいると、一言つぶやいただけで、僕のキャパを越える量の反響が返ってくるので、頭が爆発しそうになります。

● 今日はまず虚構新聞アプリの制作会社が記事本文をぶった切る位置にバナー広告挿入という暴挙をやらかしたので、至急やめるよう会社に連絡。読者にも「早急に撤去します」という連絡を送るため各方面向けに文章を執筆。これが片付くまで数時間。

● そのあと、先日紹介した4コマ「平成生まれ」のハトポポコ先生が「虚構新聞の『今月の1冊』めっちゃ気になる」という自己宣伝ツイートをしているのを発見したのでごあいさつ。本当に最近はどんなまんが家先生もツイッターやってるのですな。昔はファンレターを介してくらいしか、作者本人と交流するなんてありえなかったわけで、そういう意味ではソーシャル万歳ですよ。昔のまんがって、作者コメントに「ファンレターの返事書けなくてすいません!でも全部読んでます!」みたいなのが定番でした。それも今は昔。

● で、最後に非公式虚構新聞アプリに関するいろいろ。公式であるiPhoneアプリがちゃんと運営会社と契約書を交わして、いずれアンドロイド版の制作にも入ることまで決めた以上、申し訳ないけど、手を引いてもらうしかありません。しかもこの非公式アプリは僕のところから取得した記事に自分用の広告バナーを張っている。つまり僕の書いた記事を使って自分のふところを温める仕組みになっているのです。了見がせまいと言われるかもしれないけど、僕はどこの誰とも知らない人を儲けさせるために記事を書いているわけではありません。まあ、この件も作者本人から連絡が来て、アプリ削除という結論に落ち着きました。

● 個人的には広告抜きなら黙認しても良かったのだけど、制作会社がビジネスとしてアプリをリリースする以上、そのビジネスモデルに支障をきたすものを放置しておくわけにもいかないのです。厳しいようだけど、仕方ないよね、と。

● そんなわけでツイッターに翻弄された一日でした。下手に有名になってしまうと、こういう雑事にもいちいち対応していかねばならないわけで、本当に疲れる。もちろんこれらの対応の間にも、本業の寺子屋をやっているわけで、本気で虚構新聞専属の秘書の一人でも欲しくなりますよ、クーデレメガネ女子の秘書を。

● いや、本当の本当に今日は疲れた・・・。
2012/2/8(水)
徹夜も当たり前! ゲームにハマる人の心のメカニズム
 『心理学的に分析すると、『間欠強化』という現象が起こっていることから、寝食を忘れてゲームにハマっていると言えます。間欠強化というのは、相手の行動に対して数回に1回だけご褒美を与える状況を作ること。アメリカの心理学者・スキナーは、報酬などの外的な要因が学習行動に関係していることを研究し、毎回ご褒美を与えるより(連続強化)も、数回に一度だけご褒美を与える(間欠強化)方が、行動が高まりその行動が失われにくいことを明らかにしました。ゲームにハマってしまう人が多いのは、間欠強化の心理が働いていると言えます』。
 モンハンのプレイ時間が200時間を越えました。G級クエストのハンターランク7まで到達です。
2012/2/6(月)
ソニーの新社長 兼 CEOに平井一夫氏が就任
 うーん・・・。平井氏に恨みはないけど、全くおもしろくない人事。ストリンガーもそうだけど、ソニーという会社を立て直そうとして必死なあまり、やっていることにゆとりがないと言うか、ソニーの将来像が全く見えてこないのです。
 ソニー好きには有名な設立趣意書の「真面目ナル技術者ノ技能ヲ最高度ニ発揮セシムベキ自由豁達ニシテ愉快ナル理想工場ノ建設」の精神はどこに行ったのか。あまり評判が良くない出井前会長時代ですら、まだクリエやアイボやキュリオのような、ソニー独特で今後の発展が楽しみになる製品が残ってたのですけどね・・・。
 ちなみに今発売中の「週刊ダイヤモンド」の「さらば!ソニー」特集がおもしろかったので、ぜひ読んでみてください。
 【関連情報】:ソニー、最終赤字が2200億円に拡大 肝心のエレキ事業がなあ・・・
2012/2/6(月)
「モゲマス」にニートショック到来! 「双葉杏」を求めて大金をぶっ込むプロデューサーが続出
 モバゲーの「アイドルマスター」にニートアイドル「双葉杏」というキャラが出てきて人気らしい。このキャラのカードを手に入れるためには何万もつぎ込む必要があるそうなのだけど、画像そのものはリンク先にも掲載されているのですよね。
 よくわからないけど、イラストとして欲しいだけなら、わざわざ大金を払わなくてもネット上の画像データだけ携帯にダウンロードしておけばいいのでは、と思う。
2012/2/6(月)
● 一人でいることの心細さは、「自分は一人だ」を自覚することではなく、「自分の周りに誰もいない」を自覚してしまったときにやってくるような気がする。

● まさに妄想なのかもしれないけれど、時々、自分の周りの人が僕に愛想をつかして、どんどん離れていってしまう想像に取りつかれる。

 「二度とメールして来ないで」「もう近寄らないで」「電話して来ないで」「お前と会うつもりはない」「キモいから」「鬱陶しい」「友達じゃないから」

 などという言葉が、身近な人たちの肉声を通じて聞こえてくるのですよ。だいたい気分が落ち込んでるときにそんなふうになる。

● この妄想のきついところは、それを打ち消すだけの根拠が全くないこと。仮にこれを読んだ友人が「それは考えすぎだから」と言ってくれたとしても、僕はその言葉すら信じられないようになってるのです。結局のところ、友情であれ恋愛感情であれ、目に見えない関係である以上、それを信じられるほど他人に自分を委ねることができない。かつて「絶対にこの人は僕を裏切らない」と思っていた人に裏切られた以上、人間関係における絶対などないということが分かったので。

● そういうところから、冒頭の「自分の周りに誰もいない」という心細さが生まれてくるのだと思う。翻って「だから信頼できるのは自分だけ」と自主独立の気概を持った強い人間になれればいいのだけど、僕は自分という人間すら欺瞞の塊であることが分かっているので、「他人も信用できないし、自分も信用できない」という疑心暗鬼から逃れられない。この前、自分の預金通帳や成績表を眺める話を書いたときに「数字は嘘をつかない」と言ったけど、これも「人間は嘘をつく。だから信頼できない」の裏返しでもあります。

● 何をもってして人を信じればいいのかわからないです。
2012/2/6(月)
● 先日のオン会で、僕が寝ていた間にどういう話が展開していたのか、ログを読んでたのだけど、やっぱり初めて参加する人にとっては、話題として敷居が高いみたいなことが書いてありました。これは以前から気にはなっていたことで、元々弊サイトで話題にしている内容が、政治、人生、恋愛、哲学、黒わんこから、最近読んだまんがやアニメ、ゲーム、虚構新聞のことまで幅広いため、読者それぞれの関心が共通しないのですよね。ただまんがの話をしたいのに、会場に来たらやたらと形而上なことを侃侃諤諤やってたら、なかなか参加できないのもうなづける話です。

● その点の反省も踏まえ、来週のリベンジオン会ではもう1つ、楠木坂初心者向けの会場を設けて分科会方式を取りたいと思います。簡単に言えば、上級者向けと初心者向けに分けて開催します。何を基準にするかはあくまで自己申告に任せるしかないですが、何となく初参加〜過去1回参加くらいは初心者の会、弊サイト常連は上級者の会かな、と。僕は両方にログインして、聖徳太子じゃないけど、どちらにも耳を傾けていきます。

● 楠木坂も11年やってると、初期の頃から読んでくださる読者と最近になって初めて知った読者との間で世代間ギャップが出始めているみたいです。ひょっとしたら「黒わんこって何?」と思いながら読んでいる人もいるのではないかと。なので、そういう人でも気軽に参加できる場を用意するのは必然的な成り行きなのかもしれません。

● あとログを見たら二十歳前後の大学生が何人も来ていて、何とも言えない気分になりました。いつも言うけど、未来ある若者がこんなところに来たらダメですよ。人生観がゆがむ。もし僕の書いていることに共感を覚えるようなことがあれば、人生黄信号だと思ったほうがいいです。僕は人生のレールから脱線転覆した人間なので、反面教師として読んでもらえてるのであればいいけど、万が一人生の手本のように思われているのであれば、それは本当に本当に大きな誤りだから早急に健全な方向に立ち直っていただきたい。

● まあその辺も含めて、今度のオン会で話ができれば。
2012/2/4(土)
楠木坂オン会は終了しました&次回開催のお知らせ
 3、4年ぶりとなった楠木坂オン会は僕の寝落ちを除いてつつがなく終了しました。ご参加、閲覧ありがとうございました。
 で、上にも書いたように夕ご飯でUFOを食べた後、眠気に耐え切れなくなり、そのままパソコンの前で熟睡。自分で呼びかけておきながら、管理人就寝という失態を演じてしまい、本当にごめんなさい。
 つきましては、来週改めてオン会を開こうと思います。予定では今回同様木曜日(9日)の午後9時からを予定しています。今度は途中で寝てしまわないようがんばりますので、今回参加できなかった方もお気軽にご参加ください。
2012/2/3(金)
● 上の欄で告知しているように、オン会の開催日を2月2日木曜夜9時に決めました。

● おそらく社会人にとっては、仕事の都合上、金曜夜が最も都合いいのだろうけど、僕のほうが休日こそ稼ぎ時な仕事なので、金曜開催だと、翌土曜の仕事に支障を及ぼしてしまいます。そういうわけで申し訳ないですが、2日開催の予定でお願いします。今回参加できなくても、いずれまた開催する機会を設けるのでご了承ください。

● 多くのご参加お待ちしています。
2012/2/1(水)
TVアニメ『キルミーベイベー』、主題歌CDがオリコン週間ランキング13位に
 先日初めて見ました。本編は問題外だけど、OPとEDの歌に中毒性があるのは分かる。音程も歌詞もなんじゃこりゃレベルなのに、ロシア風OPと和風EDのメロディが何か耳に残るのです。いっそ5分番組にしてOPとEDだけ流してもいいのではなかろうか。
2012/1/31(火)
ASUS、Tegra 3搭載タブレット「Eee Pad TF201」を国内で明日発売
 すでに発売中。先日ヨドバシで触ってきたけど、なかなか良いですよ、これ。スペック上かなり動作がキビキビしていてストレスフリー。そして何より驚いたのはiPad2より薄くて軽いこと。手持ちに7万あれば、ついうっかり買いかけるところでした。
 唯一の残念ポイントは背面のASUSロゴと、ぐるぐるの模様かな。もうちょっとおしゃれなデザインにできなかったのだろうか。
2012/1/31(火)
● 生徒が減っているこの状況で、なかなか将来の見通しを立てるのは難しいです。でもまだかろうじて過去の蓄えを切り崩すところまでは至っておらず、今は将来に備えて貯金を続けております。

● できれば今後10年で1000万貯めたいと思っていて、そうすると年間で100万、月8万程度の貯金を続けていかねばならんのです・・・、と書いて気づいたけど、月8万の貯金て。んー、月5万なら10年で600万か・・・。600万あったら何ができますかね。

● 先日この欄で「3日に1回は通帳の残高を目視して自分を安心させる」という、守銭奴みたいな行動を書いたけれども、何かと不安定な生活を送る身としては、目に見える数字って精神の安定に大きく寄与していると思いますな。今後貯金を切り崩す生活に突入したら、逆にどんどん減っていく数字が精神の不安定を誘発しそうではあるけれど。

● 昨日みたいなことがあって落ち込んでしまうと、自信を取り戻すために通帳だけでなく、高校時代の成績表を取り出して見直すこともあります。文系に進んだのに数学と生物が10になっている変な成績表だけど、15年前の勉強一直線だったころの自分のポテンシャルを思い出して励みにしています。成績の数字を見て楽しむのではなく、そういう数字が取れるくらい自分に努力する能力があったのだということを客観的に証明してくれるのが成績表を見直す動機ですかね。

● 通帳でも成績表でもそうだけど、精神と環境が不安定な僕にとって、数字の持つ客観性と安定性はあなどれないですよ。数字は嘘をつかない。数字の説得力はとても大きい。

● 本当はこういうときに支えてくれる理解者がいればありがたいのだけど、過去の経験上、もはや慰めの言葉すらろくに信じられない人間になってしまいました。口では「また新しい生徒が来るよ」と言ってても、「お前の努力が足りないからだ。そんな稼ぎで結婚前提とかふざけんな」という本音が隠れているのだろうと思うと、猜疑心がとてつもなく膨らむ一方です。

● つまりこれがかの有名なヤマアラシのジレンマというやつですか。相手のヤマアラシの体のぬくもりがほしいのに、近づきすぎて自分の針で相手を傷つけないか、そして相手からの針で傷つけられないかがネックとなって、いつまでも距離を縮められないジレンマ。

● あ、今気づいたけど僕には相手のヤマアラシそのものがいないんだった。ジレンマ以前の問題か。そうか、そうでした。
2012/1/31(火)
“あの人は今”のレギュラーだった有吉。「出るしかなかった。」と目を潤ませる。
 自慢じゃないですが、有吉復活の兆候はかなり昔の頃から感じ取ってました。弊サイト顧問団の一人である青桐さんと知り合ったきっかけも「最近有吉がおもしろくなってきた」という感想の一致からでした。まだ毒舌を売りにしてなかった頃の話。
2012/1/30(月)
お湯入れて30秒でできるカレー「カレーポット」 グリコから
 おもしろそうなので買ってみようと思ったら、関東限定。早く関西にも。
2012/1/30(月)
巨大牌使うマージャン人気 脳活性化、サークルも発足 倉敷
 ラリーが楽しめるようピン球を大きくした通称「新卓球」を思い出した。
2012/1/30(月)
● 生徒が一人減るかもしれない。「今月で辞めます」とか宣告されたときのあの血の気が引く感じはもう何度も経験してるけど、いまだに慣れません。塾と違って生徒との連帯感が強い仕事なので、「辞めます」と言われると自分のスキルや人格が否定されたように思えて。

● 今回は3学期末の試験結果によって考えるとのこと。
2012/1/30(月)
● 不定期な更新ペースになったためか、一時は毎日1000アクセスを越えていた弊サイトも、最近は800程度まで下がって落ち着きを見せています。まあ読者減は更新ペースだけでなく、書いている内容によるところも多いと思うのだけど。あれだけ長文で元カノへの愚痴を垂れ流したら、当然のことながら普通の人は引いてしまいますな。

● そんなわけで楠木坂への読者も減ったことだし、久方ぶりに「オン会」でもやりましょうか。おそらく時間帯としては平日なら火・水・木の夜9時以降、土日は今仕事が立て込んでるので、するとしても夜10時以降になりますかね。タイミングが合わなくて参加できないということはできるだけ避けたいので、ご出席を希望する方で、時間帯の希望があればけいじばんかメールでご連絡ください。できるだけ多くの人に参加してもらえるよう対処します。

● できれば常連ばかりの内輪トークは避けたいので、普段読むだけの人や、最近読むようになった人の参加もお待ちしております。詳しい日程は来月以降のスケジュールが確定次第、この場にて連絡します。
2012/1/29(日)
● 先日の集英社の件といい、最近僕を文筆業に仕立て上げようとする大きな力がはたらいているような気がしてなりません。さかのぼれば書籍化の話が来て、編集の人から「紙面をあと1行埋めないといけないので、文章を添削して8文字増やしてください」とか「広告記事をあと3つほど書いてください」とか、自分の思うがまま書いてきた同人誌的作業から、仕事として書かねばならない職業的なものの書き方を意識させられたころからその萌芽はあったかもしれない。

● さらにさかのぼれば、就活で登録したリクナビの適職診断で、適職が「作家・自営業」と出た時点である種のあきらめはありました。何かの間違いだろうと思って別のところで試した適職診断では「教師、公務員」と出たので、昔からなろうと思っていた塾講師の道を歩んだわけだけど、結果的にはリクナビが正しかったという皮肉。

● もちろん世の中には文筆業になりたくてもなれない人が数多いるわけで、そういう人からすれば「何贅沢言ってんだ」という話でもありましょう。しかし文筆業なんて今の寺子屋以上にハイリスクな仕事です。しかも僕の場合、文章力で戦っているのではなく、発想力一本槍ですからね。昔小林よしのりが「ギャグまんが家は5年で気が狂う」と言ってたけど、確かにこの先虚構新聞を含め、くだらない文章ばかり四六時中考え続け、なおかつ締め切りに追われるような生活を強いられることになったら、30代の間にパープリンになる自信があります。あるいは奇行で警察のお世話になるかもしれない。

● もちろんまだまだ自分から文筆業を名乗れるほど何かを書いているわけではないし、あくまで僕のホームポジションは寺子屋の先生です。でも今の二重生活もなかなかつらいのですよ。夜9時まで授業をしたあと、一度頭を切り替えるために4時間ほど仮眠を取って、それから深夜早朝にかけて楠木坂と虚構新聞の更新作業に入るのだけど、こんなのどう考えても体にいいはずがない。

● 最近、取材や企画の持ち込みで人と会う機会が増えて、そのたびにおもちゃのような「虚構新聞社主・UK」の名刺を配ってるけど、いずれちゃんとした明朝体で「文筆業・××××(本名)」と印刷した名刺を用意する日も来るのかしら。

● 本当に何でこんな変な人生歩んでるんだろ。流されるまま流されてこんなことになってます。
2012/1/27(金)
● 僕が今さっきまでテレビで放送していた「キルミーベイベー」のことを書き出したら、「おい、集英社の話が先だろ!」という総ツッコミが来ると思うので、集英社の件。

● 大方の想像通り、虚構新聞関連の話です。ただメールをもらったときはもっとビジネスライクな話題になるのだろうと思っていたのに、実際に会ってみたら、結果的に一虚構新聞読者との会話に終始してしまったという。そういうわけで今ここで何か大きな進展を発表できるわけでもなく、「いつか一緒にお仕事できたらいいですね」くらいの結果に終わりました。

● しかしやはり集英社のような大企業で編集をやっている人というのは、エネルギーにあふれてますな。歳は27歳だったと思うけど、体からあふれてくるような熱気がありますよ。良くも悪くも枯れてる僕とは全然違う。どの雑誌編集かは言えないけど、「ああいう雑誌を商売として作る人はこれくらい精力的じゃないとやっていけないよなあ」と納得させられました。そういう意味では、仮に僕が何か書くことになっても、彼からマシリトのごとく、「ボツ、ボツ、ボツ」のダメ出しを食らうのではないかと、そんな杞憂すら感じるほどでした。

● と、まあ集英社の件はこんな感じです。報告終わり。

● そのあと、ご飯友達のTさんに夕食に付き合ってもらいました。会ったのは昨年の秋以来かな。熊本に行って酷い目に遭うより前で、Tさんは僕が熊本で大変なことになった顛末を書いたのをネットで見て、「何で元カノと会うの!?」ってパソコンの前で絶句してしまったそうです。確か友人わるおも「何で会うねん!」と、同じようなことを言っていました。

● 今さら同じ話を繰り返しませんが、あれだけ散々な目にあったけど、僕としてはそれでも会っておくべきだったと思っています(結果論ですが)。そうでなければ今でもグダグダとわずかな復縁の希望を捨て切れなかったと思うから。今僕がこうして堂々と先生と会ったことを書けるのも、未練を完全に断ち切った結果なのだと思います。まあ断ち切ったら断ち切ったで、今度は自分の周りに受容者が誰もいないという物寂しさを感じるようになってしまったけれど。

● あとおせっかいかもしれないけれど、Tさんには早く結婚してほしい。以前会ったときもその話をしたのだけど、下手すれば「Tさんとその彼氏とその彼氏の元カノの3人同居生活」という、まんがでもありえないような結末の可能性もあったのですよ。何がどうなってそんなことになるのかは省略するけど、話を聞けば聞くほどTさんには普通の恋愛生活を営んでほしいなあと思わざるを得ない。もっと言うと、彼氏もしっかりしなさい、と。

● まあ元カノと会ってしまって周りからあきれられた僕が言うセリフではないですが。
2012/1/24(火)
● 今日は集英社の編集さんに会いに行ってきます。本当は東下りしたかったのだけど、はるばるこっちまで来てくれるとのことです。でもまあ「社内は汚いですがいつでも見学に来てください」との話だったから、いずれ東京に顔を出す際は見学に行ってみたいな、と。

● 最近生徒が風邪を引いたりで授業が休み続き。仕事がないならおとなしく「モンハン」でもしとけばいいのだけど、この1週間くらい、どうも調子が良くない。最低限やることだけやったあとはふとんにもぐることが多いです。

● 真っ暗な部屋の中で一人冷たいふとんにもぐっていると、孤独感がとんでもなく膨らんできます。ちゃんと働いていたら、少なくとも目の前の生徒は僕を必要としてくれているわけだから、気持ち的にもましなのですよ。でもこうやってふとんにもぐっていると、「ああ、この先、生徒がいなくなったら僕はずっとこういう気持ちで生活していかねばならないのか・・・」などと、嫌でも考えてしまう。しかも実際来年度の新規生徒獲得にはまだ至ってないので、単なる独りよがりの妄想でもないわけです。

● 先日ニフティの取材を受けた際、「虚構新聞の収入は小遣い程度」と話したけど、この記事が2ちゃんねるに取り上げられたとき「こいつ月100万は収入あるだろう」なんて、根も葉もないことが書かれてました。月100万も収入があるんだったら、今こんな風にふとんにもぐってネガティブ螺旋に落ち込んだりしてないですよ。本当に毎月カツカツで将来が不透明だから、自律神経をやられて服薬・通院しているというのに。

● しかし黒わんこを10年飼ってきて分かったけど、奴を暴れさせないために必要なのは、「経験」「お金」「理解者」ですな。

● 「経験」というのは、人生においてさまざまなシチュエーションに対応できるようになること。例えば、今僕は調子が良くないけど、本当に酷かったころを思い出せば、「あれよりましだからまだ生きていられそう」という病み加減を多少客観的に判断できるようになる。

● 「お金」はその名のとおり、貯金。塾を辞めて独立することを決心した頃、僕の全財産は14万円。友人わるおの結婚祝いに1万円しか包めず、原付の自賠責保険5年分(1万円)も払えず2年分しか出せなかったり、車の車検代4万円も何とかぎりぎりという状況でした。今は多少貯金ができたので、「これだけあれば何かあってもあと1年は無収入でも生きていけるかな」という精神的な余裕が生まれました。だから当時の「今すぐ死にたい」は薄れていて、最近は「貯金が尽きてから死のう」になってます。ただ、その反動と言うか、例の元カノ発言もあって、「お金だけは裏切らない」という「せこさ」みたいな感情も生まれてしまいました。最近は3日に1回貯金通帳を開けて、預金残高を肉眼で確認しないと落ち着かないという変な習慣がついてしまって、そんな自分が嫌になることも多々。

● 最後は「理解者」。これはやはり異性じゃないと無理です。弊サイト読者には僕と同じ男性の黒わんこブリーダーもいるんだけど、同じブリーダーでも女性の話のほうが理解できる。何と言うか、やはり文体の根底に女性ならではの気遣いがあるのですよね。そういう意味でご飯友達のTさんとか、メール友達のMさんのような女子の友人がいるのは大変ありがたいことです。

● ただ経験上、「理解者としての女友達」と「理解者としての彼女」では隔たりがあるのですよね。何が違うのだろう・・・と考えるに、おそらく受容のレベルなのでしょう。彼氏のいるTさんも結婚して子どももいるMさんも、すごく優しい人だし、本当に感謝をしています。でも友達としての壁があるというか、さすがに生々しくて言えないことも多いのです。そこまで言ってしまうと「重い人」として相手に迷惑もかかるし・・・。

● 「何だ、結局彼女がほしいだけか」と言われればそうなのでしょう。大学生の頃は先生のことしか考えてなかったし、自分という人間に多少の自信もあったから、「彼女なぞ一生必要ない」と言い切れたのです。でも発症してからは、自分の弱さを認め、それを肯定するところから治療は始まりました。だからこうやって自分の未熟さを自覚しながら、同時にそれをテクストにして書き連ねていってます。大体においてここで書いている僕の姿は、虚飾のない現実の僕そのものです。まあ自分で言うのもなんだけど、僕って本当にめんどくさい人間でしょう? 書いてて自分でも嫌になる。

● やっぱり冷たいふとんで一人寝るのは寂しいです。
2012/1/22(日)
芥川賞・田中さん不機嫌「私がもらって当然」
 『田中さんは山口県下関市生まれ。高校卒業後、「ほかのことができず」、谷崎潤一郎や三島由紀夫などを乱読し、毎日、あてもなく書き続けた。05年デビュー。実家で母親と暮らす。今回は5度目の候補』。
 テレビで受賞会見を見ました。おそらく作っているのだろうけど、いいキャラクターだとは思います。作家なのだからこれくらい偏屈な人でないと今の時代において注目を浴びるのは難しいわけで。高校出てから職にも就かず、親と同居して20年間延々と小説を書き続けたというのも、ある意味では「今風」の経歴なのですよね。
 しかし商売とは言え、「地元山口が受賞に沸く」という記事を見たときは反吐が出そうになりました。僕だったら、きっと渡されるであろう県民栄誉賞の授与式で思う存分毒づきます。
2012/1/21(土)
ゲハブログ最大手「はちま起稿」が謝罪文を掲載、管理人交代へ
 興味ない人にとってはどうでもいい話題だけど、サイト運営者としてこの騒動から学ぶことはありました(興味ある方は【関連情報】の併読もおすすめ)。
 (1)2ちゃんねるに深入りしないこと。(2)自ら意図的にサイト炎上を狙う、人から憎まれるようなサイト作りはしないこと。(3)管理人は読者に対し偉そうな態度を取らないこと。
 もちろんサイトの規模によるけど、2ちゃんねるを扱ったり、ましてや彼らを敵に回したりするような行動は控えたほうがいい。よほど自分の立ち回りを上手くしないと、何かあったら相手は集合知だから管理人一人の手によって収束させるのは絶対に無理です。今回騒動になった「はちま寄稿」の人は、ゲーム業界人とつながりを持ったりするうちに、増長してしまった部分が多分にあったように思います。読者の嫉妬を買うような発言は絶対に控えるべきです。
 あとは巨大サイト管理人になったとしても、謙虚さを失ってはいけない。ネット上の有名人になると何だかちやほやされて、自分がひとかどの人物になったかのような錯覚を起こすのですよ。でも所詮はネット上の有名人。盛者必衰というか、あっという間に新しい話題が生まれて「あの人は今・・・」なのです。
 今は割と順調に運営している虚構新聞だって来年の今ごろは「あー、そんなサイトもあったなあ」になっていてもおかしくない。ジャンプ連載のまんが家じゃないけど、毎週毎週読者の人気を勝ち取り続けなければならないっていうのは、本当に難しいです。虚構新聞を始めてもう8年になろうとするけど、何が「当たり」につながる鉱脈なのか全然分からないです。
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2012/1/21(土)
● 小ネタ日記。

● 先生、無事退院したみたいです。メールしてないので確定ではないけど。年内に快気祝いでもできればいいなあと思っております。

● 昨年11月に行った友人やまなかの結婚披露宴で出されたコース料理。メニューと味から8千円〜1万2千円と踏んだけど、答えは1万3千円でした(本人に聞いた)。まあでも結婚式というご祝儀相場もあるから、実質的な値段は僕の予想範囲内でほぼ的中してたと思います。なので、ぐるナイの「ゴチ」のゲストにでも呼んでください。

● 「KRコミックス」でちょっとおもしろいまんがを見つけました。「KRコミックス」は、芳文社「まんがタイムきらら」系列、分かりやすく言えば「けいおん!」「Aチャンネル」「GA」「ひだまりスケッチ」、現在放送中の「キルミーベイベー」など、いわゆる「萌え4コマ」を粗製乱造しているレーベル。過去の経験上「KR」は15冊に1冊くらい「当たり」がある、言い換えれば15冊中14冊は「ハズレ」という、かなりリスキーなレーベルなのです。過去ジャケ買いして、何度絶望感を味わわされたことか。

● そんな地雷網をかいくぐって、久々に「当たりかも」と思ったのがハトポポコの「平成生まれ」。もともとはジャケが洒落てたので購入。それで読んでみたのだけど、これが軽くイラつく。何をもってして「萌え」と呼ぶのか、僕もいまだによく分かっていないけど、少なくともこのまんがは「萌え」ではないし、けいおん!的な意味では「日常系」でもないと思う。絵のガワこそ今風の4コマだけど、標準とは異なる微妙に癖のある関西弁、人を食ったようなネタ、いわゆる「シュール」など、全体に漂う不条理演劇的な殺伐感に中毒性があります。

● そういうわけで、ハズレを恐れて「KR」に手を出していないまんが読みも多いと思うけど、「平成生まれ」は読む価値ありだと思います。ちなみにもし買った人がいたら、誰か52ページ右の4コマ「思い出し笑い」の解釈を教えてください。僕はもう20回くらい読み直して、その意味を理解しようとしているのだけど、全く分かりません。
2012/1/19(木)
スマホ版「INFOBAR」がテンキー搭載 「INFOBAR C01」登場
 懐かしの市松模様が復活。スマホにテンキーを付けるのはあまりスマートでないけど、INFOBARに関してはあったほうが自然に見えますな。初代INFOBARを思い出す。
 【関連情報】:「au」が新ロゴに aとuはくっつけないでほしかった。
2012/1/17(火)
iPhoneと一体化するポップアップ式キーボード
 ジョブズなんかは美的感覚からこんなもの死んでも認めないだろうけど、このアタッチメントは便利そう。
 以前使っていたauの「ビブリオ」がこういうスライド式キーボードを備えていて大変使いやすかったのだけど、スマホのタッチキーボードは長文入力に向いてない。おそらく次はiPhone5を買うことになると思うけど、相変わらず使いにくいようならこういう取り付けキーボードを買おうかと思う。
2012/1/17(火)
大河ドラマ「平清盛」における「王家」をめぐって
 『NHK大河ドラマ「平清盛」では、院政体制を「王家」と呼び、ネットでは「『皇室』ではないのか」といった議論が起きている。同作品の時代考証にあたった本郷氏との共著もある作家の堀田氏に、「王家」という言葉について寄稿してもらった』。
 こういう歴史研究の成果がフィクションに反映されるというのもまたおもしろい。今の中高生なら耳にしていると思うけど、僕の学生時代は富本銭もなかったし、鎌倉幕府成立を1185年と置く学説もメジャーではありませんでした。しかも旧石器時代の遺跡捏造問題も発覚してなかったから、当時日本史を履修していた高校生はいわばウソを教え込まれていたのですよね。
 これらは「教科書はドグマではない」好例ではあるけど、だからと言って教科書の価値を下げるものではありません。大学に行くまでは、教科書をしっかり学んでください。
2012/1/17(火)
● ここ数日、気持ちの高揚と下降が1日の中で何度も繰り返されてて、躁鬱みたいな状態。何かものでも書いてないと落ち着かないので、4日連続の虚構新聞更新に至ってます。しかもこうやって毎日書く習慣ができ始めると、今度は「何も書いていないこと」がプレッシャーになって、脅迫的に記事更新をしなければならない気分になってくる。

● 過去にも書いたと思うのだけど、結局自分の中の満たされない部分を記述という行為によって埋め合わせようとしてるのでしょう。でもいくらキーボードを打ち続けても、それはあくまで代償活動に過ぎないから、決して満たされることはない。

● 不毛。本当に不毛。
2012/1/17(火)
● はー、お見舞いに行ってもう1週間か。何かこの1週間は夢見心地のままに過ぎて行ったような気がします。

● 以前書いたかもしれないけど、先生は割と、いやかなりルーズな性格でこっちがメールを出してもあまり返してくれないのですよ(もう20年来の付き合いなので、それくらいで心証を悪くするようなことはない)。でも今は絶対安静を言い渡されていて、体は元気なのに病室から出られないのがよほど暇らしく、今週、(鬱陶しいと思われない程度に)2日に1回くらいメールを出してたら、だいたい返事が返ってきてちょっとうれしい。今日は「退院したら快気祝いで何か食べに行こうよ」という相談をして、いずれ時間ができたら、一緒に寿司を食べに行くことに決まりました。いえーい。

● それはさておき、先生のことを書き始めて以来、友達や弊サイト読者から時々「そういう人がいてうらやましい」と言われることがあります。確かに初恋の人と今でも交流がある、しかもそれが20年続いているというのは珍しいのかもしれません。それでなくとも友達がほぼ皆無の僕だから、先生と言う存在は本当に貴重だし、僕なんかと会ってくれて感謝しています。

● でもまあそれゆえの悩みもあるのです。初めての彼女と別れた原因にもなったし、今みたいに失恋すると逃げ帰る居場所として存在してくれて、しかもその居心地が良すぎるから、そのままだらだらと心の拠り所にして堕落してしまう。今だって寿司屋に行くことばかり考えている。

● もう本当に今の僕は精神的にも年齢的にも中途半端であるばかりに、何も決断できないですよ! この先自分がどうしたいのかも全然分からない。何も見えてこない。昔は「クラスの優等生」だったはずなのに、何で今こんな変な人生送ってるのか。おかしい。絶対におかしい。意味が分からない。

● 誰かそろそろ僕が生き続けるに足る、十分納得できる理由を教えてくれませんかね。宗教や自己啓発とは違う方向での「物語」が今の僕には必要なんです。
2012/1/15(日)
交際している異性なし、未婚男性6割・女性5割 - 交際を望まないケースも
 『異性との交際については、「交際している異性はいない」と答えた未婚者は男性61.4%、女性49.5%。さらに、交際相手を持たず、かつ交際を望んでいない未婚者が男性27.6%、女性22.6%を占めた』。
 先日も書いたけど、結婚という仕組みそのものに何も魅力を感じないです。まあ僕はそれ以前の段階ですが。事実婚ではダメなんでしょうか。2位じゃダメなんでしょうか。結婚の何がいいのか、今度先生に訊いてみるか。
2012/1/13(金)
東京事変 : バンド解散を発表 2月29日のうるう日に
 んー、残念。決して全ての音楽がすばらしいと言うわけではないけど、ファーストの「群青日和」や「遭難」は今でもよく聴きます。今後のソロ活動に期待。
2012/1/13(金)
『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが累計100万部突破
 まだ2冊しか出てないのに100万部は普通にすごい。ラノベにしては表紙もタイトルも上品だし、字も大きいから読みやすさが受けてるのですかね。
 まんがでも昨年あたりから本屋を舞台にした作品がちょっとしたトレンドになっていて、古くは久世番子に始まり、「金魚屋古書店」とか「本屋の森のあかり」、最近読んだのなら「デンキ街の本屋さん」とか、まだ読んでないけど「ほぼ日常」とかありますな。そして「ひまわりさん」もその一つ。ここ最近ずっと推してるけど「ひまわりさん」読むと良いですよ。
2012/1/12(木)
● ここ数日の日記を読んだメール友達のMさんが「失恋の痛手を過去の思い出で癒すのは誰にでもあることではないですかね」と。

● そうなのだろうか。Mさんの言うことが正しいとしても、別れて2年も引きずるのは長すぎるように思う。もちろん人それぞれなんだろうけど、僕の場合、先生という居場所は居心地が良すぎるのです。先生はすでに結婚して子供もいるから、お互い独身で距離感をつかみかねて落ち着かないとかいうことにはならないし。先日も書いたけど、何だかこのまま一生過去の思い出を反芻しながら生きることになりそうなのが少し怖い。

● あまり湿っぽいことばかり書いていても何なので、おまけの話題。身長が僕と同じなのに体重が僕より10キロも軽い先生にダイエットの秘訣を聞きました。入院中、病棟から外出禁止を言い渡され、運動もできないのにご飯を増量してなお太らないという先生曰く「母乳で栄養が出て行くから大丈夫」とのこと。確かに母乳ってカロリーの塊みたいなものだから、目に見えて排出されますな。僕も今度から母乳を出すようがんばってみます。

● あと「入院していて子どもに母乳をあげられないから捨てている」というのを聞いて、とっさに「もったいない。捨てるならくれ」と言いかけて寸前で止めました。変な意味ではなく、単純にもったいないと思っただけで他意はないつもりだけど、万が一これを口に出してたら完全な変態になるところでした。危ない危ない。
2012/1/12(木)
● 僕の初恋の話はもう何度もしたけど、小学5年生時代、先生には先生で初恋の人がいました。同じクラスでサッカーをやっていたT君。T君は少しまゆ毛が濃いのが特徴的なサッカー少年で、多少背は低かったけど、まあモテるタイプでした。学級委員に選ばれるようなクラスのリーダー格ではないけど、スポーツが得意でかっこいいから、一目置かれる存在ではありました。もちろん僕とも友達で一緒に遊んだり、サッカーを教えてもらったりもしたものです。

● そんなT君のことを先生が好きなのは当時から僕も知ってました。そしておそらくT君も先生のことが好きだったのだと思う。ただ後に聞くところ、先生は美人でいろんな男子から好かれていたためにクラスの女子に敵を作りすぎて孤立したらしい。その結果女子だけでなく、「空気」を読んだ男子からも疎遠になってしまい、あまり楽しくない小学校生活だったと話していました。

● そんな中、そういうクラスの空気に鈍感だったのが僕で、本能の赴くまま、クラスから孤立していた先生にずーっとくっついてたみたいです(←そこまでだったかは記憶にない)。誰かの言葉を借りれば僕は珍獣なので、当時もそういうクラス内政治とは無関係な存在でいられたのでしょう。幸か不幸か、そのおかげで今の関係が続いているわけでもあります。

● ただ、その後高3までずっと先生にくっついていたけど、先生にとって僕は幼馴染でしかなく、恋愛対象に上ったことはおそらく一度もないのですよね。そう思うと、先生にとってせっかくの幼馴染が僕しかいないというのは、何だか申し訳ない気持ちになってくる。それが僕ではなく、T君であったなら、仮に付き合っていなかったとしても、先生はもっと楽しい人生になったのではないかと。僕がお見舞いに行くより、T君がお見舞いに行った方がどれほど良かっただろうか、と。

● ここまでくるとさすがに自虐の極みかもしれないけど、そもそも「先生」と呼んでいることからも分かるように、僕にとっては尊敬に値する、極端な話、神様みたいな人なのですよ。恋愛対象と言うより崇拝対象に近いかもしれない。だから先日持って行った出産祝い兼お見舞いの金一封もいくら入れていいか分からなくて、とりあえず5万円くらい包んでおこうかと思ったのだけど、あまりたくさん包むと逆に向こうが気を遣うことになるかもしれないと思い、世間一般の値段に沿った分だけ入れて渡しました。でも100万円包めって言われればおそらく普通に包んでしまう。

● この日記は友人も読んでくれているので、もし僕が何かの弾みで死んだりしたら、お葬式のとき、先生の存在が黒わんこのとき精神的な支えになっていたと伝えておいてください。人生のどん底でふとんにもぐっていたあのとき、僕の命を支えていたのは、岩岡ヒサエの「ゆめの底」と、猫のお嬢様と、先生の存在でした。当時何度も死にたいと思ったけど、どうせ死ぬなら先生に首を絞めて殺されたいと思ったおかげで、自分で自分を殺さずに済みました。

● ちなみに「ゆめの底」に救われたというのは、例えばこの1コマ。



● 弊サイトを読んでいる方で、今黒わんこで臥せっている人がいれば、この言葉をぜひ覚えておいてほしいです。今は自分が単なる不愉快な肉塊にしか思えないと思うけど、いつか自分の歯車がカチッと合わさる日が来ます。あなたの存在を承認してくれる人はきっといます。それこそ楽観論かもしれません。でも生きていこうと思えば、そう信じるしかないのです。

● 僕があなたを承認すれば、あなたは僕を承認してくれますか。
2012/1/11(水)
韓国勢に押され…ソニー、有機ELテレビ撤退
 これもソニー好きには悲しいニュース。シャープが先鞭をつけた液晶テレビとパナソニックのプラズマテレビがしのぎを削っていた頃、ソニーの本命はこの有機ELだからということで、しばらく平面ブラウン管テレビに居座って薄型テレビ分野から出遅れたのです。それでも僕のようなソニー好きは「有機ELになったら一気に逆転するから」と巻き返しを期待していたものでした。その結果が撤退って・・・。ちなみにVITAの有機ELはサムスン製らしいです。悲しい。
2012/1/10(火)
ソニー、社長に平井氏
 ストリンガーお気に入りの平井氏が昇格かあ。
 『平井氏は2011年4月にデジタル家電全般を統括する代表執行役副社長に就任した。当時、ストリンガー会長は「取締役会からパフォーマンスを判断される機会を与えられた」としており、次期社長の筆頭候補だった。液晶テレビ事業の構造改革案の策定を主導し、英ソニー・エリクソンの完全子会社化などを成功させた。』
 今やソニーグループで儲かってる分野って保険と銀行と映画ですからね。テレビなどのエレキ分野が経営の足を引っ張ってるってもはや何の会社だか分からない体たらく。ソニーが好きな人ほど現状を嘆いてるのではないかな。
2012/1/10(火)
● 昨年お世話になった&メールを下さった楠木坂読者の人たちに寒中見舞いメールを出したのだけど、ちゃんと届きましたかね。本来なら1日に年賀メールとして出しておかねばならなかったのに、遅くなってすいません。ひょっとしたらもう読者ではないかもしれない人にも出してあります。もし「去年メール出したのに寒中見舞い来てない」という方がおられたら、僕のところまでご一報下さい。早急に返信します。

● んー、毎回そうだけど先生と会うといろいろなことを考えてしまう。例えば、世間の人々は初恋の記憶をどうやって整理してるのだろう、とか。おそらくはその後音信不通になったとか、もっと好きな人ができたとか、大人になって変わり果てた姿に幻滅したとか、それなりにうまいこと処理してるのでしょう。たぶん。

● 僕だってそういうふうに整理してしまえばよいのだけど、結婚しようが子どもができようが、昨日みたいに実際に会ってしまうと、先生の生身の存在感が気持ちを揺さぶってくる。だって「年を取って性格がゆがんだ」とか「すごく太って面影がなくなった」とかなってくれればいいのに、20年前から全然変わらないのだもの。

● いや、だからと言って今更何もないですよ。10年前に再開して以降、お互い幼馴染として適度な距離感を作ることに成功したので。付かず離れずのこの現状が僕にとっての最適解じゃないかと思う。昨日先生とも話していたのだけど、女女してない先生と男男してない僕だからこうやって波長が合ってるのかもしれません。『放浪息子』の二鳥君と高槻さんみたいな感じかなあ。先生に言わせれば僕は彼女にとって「弟」みたいな存在らしいけど。同い年なのに。

● ただこんな現状で次の恋愛に進めるのかどうか正直自信がありません。過去の経験で言えば、付き合っている最中はしょっちゅうメールをやり取りしたり接触している彼女の方がリアリティを持っているので、先生の影は薄れていくのです。でも今みたいに失恋の後遺症に苦しむと、じわじわと先生が帰ってくる。

● 根本的な解決は先生以上に性格的にも見た目にも僕の理想を具現化したような人にめぐり合うか、もはや恋愛そのものをあきらめて先生との思い出を反復しながら永遠に過去に生きるか、二次元に救いを見出すかですよ。

● ちなみに二次元なら「ひまわりさん」で。
2012/1/10(火)
● 網膜剥離で手術を受けた先生のお見舞いに名古屋まで行ってきました。京都から新幹線で37分。そんなに近いとは思わなかった。実は名古屋に行ったのは今日が初めて。

● 面会希望ということで、玄関で書類に記入するのだけど、当然そこには先生の名前を書かねばならないわけで。そしたらまるで僕の動きを見ていたように、先生から「名前は××××です」と、夫の名字になった新しい名前のメール。先生が結婚しているという現実から目を背けるため、今まであえて名字を聞かずにいただけに、こういう形で知ってしまったことが地味にショック。

● で、案内された病棟に行ったら廊下で先生が待ってました。右目には眼帯、そして中学以来長らく見てなかったメガネ着用が何だか新鮮な印象。先日2人目の男の子を産んだばかりで、2年前に会ったときより何となく痩せた気がする。まあでも相変わらずの美人ですよ。病室に案内されて、お見舞い兼出産祝いの金一封と、「ケーキの代わりに買ってきて」と言われて買った子供用絵本「しろくまちゃんのほっとけーき」を渡しました。僕が生まれる前から売れている超ベストセラーだけど、「持ってない」と言われたので。

● 第一印象で痩せた感じが気になったので、聞いてみたら今51キロですって。僕と同じ身長164.5なのに僕より10キロも軽い。ダイエット中の身として大変悔しかったのでチョップを1発お見舞いしておきました。曰く、最も太っていたときでも高校時代の58キロだとか。「出産後は太る」と聞いていたのだけど、人によりけりなのですかね。

● あとはいろいろ雑談って感じで詳細は省略。個人的に今日の見どころだったと思われる部分だけ抜粋します。

 僕「しかしまあ、小学校以来20年の付き合いになるけど、ある意味僕は幸せなのかもしれないなー。」
 先「なんで?」
 僕「もう知ってるから言うけど、こうやって僕は初恋の人と20年経ってもまだこうして友達関係を続けてるわけじゃないですか。先生知らないと思うけど、僕の周りにも何人か先生のことが好きだった奴がいて、でも僕みたいにクラスが同じとか一緒に生徒会をやってたとかの接点もないから、結局何もできないままあきらめた奴もいるねん。そういう奴らのことを考えたら、かつて好きだった人と今こうやって机をはさんで一緒にお見舞いのケーキを食べていられるのは恵まれてるんだろうなあ、と。」
 先「あー、高校のとき卒業したあとラブレターもらったわ。会ったこともない人から。」
 僕「でしょ。そういう意味では僕は恵まれてる方なのかもしれない。」

● ・・・というわけなのだけど、帰りの新幹線でこのやり取りを思い出して、「それって本当に幸せなことなのか」と自問自答。いや、幸せは幸せなのですよ。ただ、それってかりそめのものに過ぎないんじゃないかと。20代後半に入って他の女子と仲良くなって、初めてつきあったりもしたのに、今30代になってまた元の位置に帰ってきただけじゃないか。元カノとつきあってた4年間は1度も先生と会ってなかったし、またその必要を感じることもなく自分の中で整理できてたはずなのだけど、その後別れ方をこじらせた結果、再び僕は居心地の良い先生のところに逃げ帰ってしまったのではないか。

● あと結婚の話題で今日初めて知ったのだけど、先生も20代中ごろまでは結婚などしないと考えていたそうです。僕もそうだけど、やはり家庭環境の影響でしょう。詳しくは知らないけど、先生のところも親が離婚したあと母親が苦労している姿を見て、結婚に対する興味や関心が持てなかったらしい。その後大学の教授夫妻を見て結婚をポジティブに思うようになったと言ってたけど、僕は今でも結婚というものには懐疑的です。

● よく言われる「結婚と恋愛は別」という言葉は、仮にそれが事実であったとしても、僕は認めない。結婚など計算打算でするものではない。恋愛感情は結婚という制度に勝るものです。「頭の中がお花畑」と言われようが「夢見てる」と言われようが「中二病」と言われようが、これだけは絶対に譲らない。それは自分の人生の大半を否定することになるから。資産10億の森三中大島と借金1億のフカツェリなら絶対に後者を取る。婚活なぞするくらいなら一生独身でいいです。

● 10年かけてグルグルまわって、結局ふりだしに戻って。でも先生の屈託のない笑顔を見てしまうと、もうこのままでもいいんじゃないかと思ってしまう。僕がこの10年来黒わんこと長い長い散歩に出かけた最後に得た結論は「自分の人生に満足できた日が巣立ちの日」だから。今年同い年になる青山景先生の最期の言葉は僕にとって天啓のようでもありました。
2012/1/9(月)
● 先日特に用事もないのに京都に行ってきました。

● 昼ごはんは伊勢丹10階のラーメン街。長らく来ないうちに何軒かお店の入れ替えがあったみたいで、以前「宝屋」だったところが「ますたに」というお店になってました。どちらも京都ラーメンなんだけど、京都はこってりラーメンが強いので、普段からあっさり塩ラーメンばかり食べてる僕はスルー。横浜から出店の「くじら軒」に入ってみました。注文したのは味玉塩ラーメン(800円)。

● 感想。魚介系のスープは口当たりがよくて、あっさり飲めます。塩ラーメンなのだから当然スープの味も塩主体になるのだけど、個人的にはもっと塩が弱くてダシの効いた方が好み。スープなら同じラーメン街にある富山の「麺家いろは」の白海老ダシ塩ラーメン(750円)の方がダシが効いてて僕は好きです。ただ具のチャーシューは「くじら軒」の方がおいしかった。京都お立ち寄りの際はぜひどうぞ。

● さて、このあと寝て、網膜剥離の手術で入院中の先生のお見舞いに名古屋まで行ってきます。先日「お見舞い行っていい?」とメールを送ったら、「片目しか会えないけど」というよく意味の分からない返事が返ってきました。10月に生まれた二人目の出産祝いも兼ねて1年ぶりに顔を合わせてきます。せっかく名古屋だからひつまぶしでも食べて帰ろう。
2012/1/8(日)
鳩山元首相「関係ズタズタと米は思ってない」
 先月の記事。『鳩山氏は「米国は、私によって日米関係がズタズタにされたとは思っていないはずだ」とも強調。首相退任後、オバマ米大統領から手紙が届いたことを紹介し、「(私が)普天間移設問題で頑張ったことに感謝する内容だった」と語った』。
 虚構新聞を見ていても分かるように、僕はこの人が大嫌いです。人格も何もかもが嫌い。前言撤回は繰り返すし、自分の誤りを認めないし。こいつを毎回当選させてる地元選挙区の北海道民はどう思ってるのか一回聞いてみたい。
2012/1/5(木)
ニンテンドー3DS : 44週で400万台突破 初代DS超えるハイペース
 本体値下げと年末以降の大作ソフトラッシュで一気にブーストがかかりましたな。本体の大幅値下げと強力なソフトラインナップを展開させた岩田社長の作戦勝ちと言うか、将来的なビジョンなしにVitaを立ち上げたソニーの失策と言うか。
 ちなみにご飯友達のTさんも最近本体とモンハンを買って今プレイしているらしいです。個人的には2万5千円でもいいので、上の3D画面をVita並みに大きくした改良版を出してほしいな。
2012/1/5(木)
アニメ「君と僕。」第2シリーズ制作決定、2012年春より
 この前1期終わったばかりなのに。連載当初から単行本を読んでるけど、まあどう考えても婦女子受けしますよ、このまんが。主役の少年5人の誰かは確実に婦女子趣味にヒットするようなキャラメイクだし。ただ、そういう穿った見方をさておいて、一つのまんがとして見ても、それなりにおもしろいです。現在10巻まで。
2012/1/5(木)
「るろうに剣心」再始動!SQ6月号より新作の連載が決定
 連載時は中高生だったかな。身長が165センチで止まった僕にとって、剣心という背の低い主人公はすごく魅力的でした。今は背が低いヒーローもそこそこいるけど、当時は画期的でもあったのですよ。でも本連載はそれなりきれいに収まったので、新連載は瀬田宗次郎主役のスピンオフで期待。
2012/1/5(木)
● ふせっせーがたたって風邪引きました。今度の週末、先生のお見舞いで名古屋に行く予定なので早く治さないと。
2012/1/5(木)
● あけましておめでとうございます。

● 新年早々元日更新してないのですが、理由は明白に明確に「モンハン3G」。プレイ時間がそろそろ90時間に乗ろうかという勢いで、下手するとモンハン廃人になるのではないかと危惧する次第です。

● お正月の話をすると、とりあえず届いた年賀状は今年は6枚。そもそも僕の側から1通も出してないのだから届くはずがありません。しかもそのうちの1枚は「ひまわりさん」から。それにしても最近「ひまわりさん」が美人すぎて困る。いよいよ興味の対象が2次元に移っていきそうで我ながら怖いけど、ここ最近まんがを読んでて「この女子はかわいいなあ」と思えるようなキャラがいなかったので、余計にひまわりさんびいきになってるようにも思う。

● この1年お世話になった読者に年賀メールを送るつもりだったのに、これもモンハンのために断念。ひょっとしたら寒中お見舞いというかたちで、遅れてメールを出すかもしれません。申し訳ない。

● 結局のところ年賀メールを出したのは、熊本のメール友達Mさんと、ごはん友達のTさん、それと先生の3人。

● 特筆すべきは先日二人目の子どもが生まれたばかりの先生。ひょっとしたら滋賀の実家に帰ってるのかもしれないと思って、「時間があったら顔見せてよ」と書いて出したら、「滋賀どころか今網膜剥離で入院中」というショッキングな返事が。

● しかし手術と経て、幸い失明には至らなかったようでよかった。まだあと2週間くらい入院が続くのだそうで、「また退院したくらいにメールするわ」と書いて送ったけど、せっかくだし出産祝いを渡すついでにお見舞いに行ったほうがいいかな、とも考え中。

● それでは今年もよろしくお願いします。モンハン中毒から抜け出したら更新頻度も元に戻るはずです。たぶん。
2012/1/3(火)

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