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【プロ野球】

中畑監督パンティー忘れた? 藤江が監督賞ものパフォーマンス

2012年2月12日 紙面から

藤江(右)から忘れ物(?)の女性用パンツを手渡され、怒るふりをする中畑監督

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 DeNAの中畑清監督(58)が11日、紅白戦で激賞したのは、4年目の藤江均投手(26)。3回から白組2番手で登板、1イニング1失点と乱調だったが、中畑監督がほめたのは練習前の珍パフォーマンス。「監督賞もの」と絶賛した。

 毎朝、練習前、円陣で選手が目標などを話す「声出し」。この日、出番だったのが藤江。「洗濯物の件なんですけど気を付けてください」と言いながら、ポケットからパンティーを取り出した。マジックで背番号が書かれていて、「3」をラミレスに、「18」を三浦に渡して笑いをとった後、「これもあります」と、「70 絶好調」と書かれたパンティーを中畑監督に手渡した。

 これには中畑監督も「ひどすぎるだろう」と言いながら大笑い。「ドキドキしたよ。ここまで準備したら大したもんだ。これだけ大勢の前でばらされてオレも感動した。うれしい。ありがとうございました」と笑い、「藤江はきょうの紅白戦投げるけど、ボロボロになるんじゃない。ダメだったら即2軍だね」と、朝っぱらから手の込んだパフォーマンスに怒ったふりをした。

 午後の紅白戦で、藤江は、黒羽根に左越え本塁打を浴びるなど、投球は締まらない内容だったが、中畑監督は上機嫌。「藤江は午前中に終わったね。力を出し切った。でもチーム初の本塁打を打たれ、攻撃陣の称賛のきっかけをつくったし大きな役割を果たした。監督賞ものだ。準備にお金もかかっているし」と、褒めちぎった。

 宿舎近くでパンティーを3枚3000円で購入した藤江は「いいペースでキャンプができていますから。このパフォーマンスは疲れてきたころにやるといいんです」と話し「体が疲れている中、高めにいってしまった。次回登板までにやることをしっかりやって自分らしい投球を監督に見せたい」と雪辱に意欲。明るいのは中畑監督だけではない。チームそのものがどんどん明るくなっている。 (後藤慎一)

 

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