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【プロ野球】

佑 開幕想定で悔しい…場外弾

2012年2月12日 紙面から

2回表1死、会沢(奥左)に本塁打を打たれた斎藤

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 笑顔なき実戦初登板だった。日本ハムの斎藤佑樹投手(23)が11日、名護市営球場での広島との練習試合に先発。2イニングを投げて場外弾を浴びる1安打1失点で、開幕投手へ向けて課題の残るスタートを切った。

 2回1死、球場に快音が響くと、斎藤は険しい表情で着弾点を見つめた。「一発場外というのはないですね…。失投になると、力のないボールがいってしまうとあらためて感じた」。広島・会沢に外角速球を右中間の場外へ運ばれる被弾。囲み取材では珍しく「悔しい」を4度、口にした。チーム初の対外試合の先発マウンド。斎藤は本番の開幕戦登板を想定、実は内容以上に結果にこだわっていた。「精神的には、その(開幕戦)つもりで0点を求めていた」。それだけに不用意な一発を喫した1球に悔いが残った。

 ネット裏のロッテ・八島スコアラーは「余裕があるし、リズムがいい」と斎藤の2年目の成長をほめたが、“初采配”をふるった栗山監督は手厳しかった。「厳しい言い方だろうけど、あれはなしでしょう。こっちはエースになってほしいと求めているわけだからね」。ダルビッシュの抜けた大黒柱に成長してほしいからこそ求めるレベルも高い。開幕投手という栄誉を勝ち取るため、斎藤の試行錯誤は続く。

 

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