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(記事全文) 計画の見直しを住民が市に陳情 〜 宮前の大規模マンション 川崎市宮前区鷺沼4丁目の鷺沼東急グラウンド(旧サレジオ学院中学・高校跡地)に大規模マンション建設が計画されている。地元住民約百人で組織する「鷺沼地域の住環境を守る会」は24日、計画の見直しを求め、約7200人の署名を添え陳情書を市に提出した。 計画では、東急不動産など3社が事業主となり、同グラウンド2万6700平方メートルの土地に5〜11階建ての分譲マンションを建設。入居は約540世帯、1800人近くを想定している。 計画地は主に市都市計画高度地区の第2種高度地区に指定され、建物の高さは15メートル以内に定められている。しかし、計画では公開空地の設置で制限緩和となり、最高31メートルとなる。 陳情書では、▼現在のほぼ倍の人口になることによる教育、医療、交通障害 ▼計画地面積の約30%を公開空地としているが中庭状になっており、地元住民が自由に出入りできるようにするため市道側に設けるべきだ ▼現在行われている環境評価審議で、住民は意見を述べることができず、公正な評価が期待できない−−などと指摘している。 |